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(丸山芳子)見たくてうずうずしていたドキュメンタリー映画「盆唄」(中江裕司監督)をみてきました。
【2019/2/22】 Liina Siib エストニアのアーティスト、Liina SiibがエストニアのTallinn Art Hallで個展を開催している。 彼女は2011年のベネチア・ビエンナーレでも、エストニア代表として個展をしている。 Liinaとは、2005年にスコットランドのアーティストSu Griersonの企画で出会い、私の「アーティスト・イン・スクール」プログラム(2007年の川口市の事業)にも協力してもらい、小学生との交流をからめて、さらに親しさが深まった。 2009年には私たち夫婦がリトアニアでの展覧会に参加した後、エストニアを訪ねて再会した。 あれから10年。最初に出会った頃、好奇心旺盛な”キュートな女の子”の雰囲気を残していたリーナは、着実に、自分の探究する方向をぶれずに指し続けている。 もしかすると、この秋スコットランドで再会できるかもしれない計画が進んでいる。楽しみだ。 【2019/3/2】 個展開催 「精神の〈北〉へ」プロジェクトに、2014年から複数回参加している千葉奈穂子さんが、故郷である岩手県の萬鉄五郎記念美術館八丁土蔵ギャラリーにて個展を開催しています。4月14日まで。
千葉さんは、今年の「精神の〈北〉へ vol.10」(フィンランドのロヴァニエミ美術館)にも映像作品を出品する予定です。 ※精神の〈北〉へ http://spirit-of-north.net/ 【2019/3/7】 盆歌 確定申告が完了。見たくてうずうずしていたドキュメンタリー映画「盆唄」(中江裕司監督)をみてきた。 2011年の福島第一原発事故によって帰還困難区域となった双葉町。住宅は心ない人や動物に荒らされ、盆踊りの広場は草ぼうぼう。 横山さんら、盆踊りをこよなく愛する人たちは、町民が散り散りに分散して暮らす現状で、ふるさとから双葉盆唄が消滅することを危惧する。 そんなとき、明治時代に福島からハワイのマウイ島ヘ移住した人々がフクシマオンドの盆踊り(ボンダンス)を継続していることを知る。 自分たちの子や孫が、いつの日か再生した双葉町に還るとき、双葉盆唄を復活できるように、今のうちにマウイ島の人々に習得してもらおう、それを再び未来の双葉町の町民に伝えてもらえるように。 盆踊りの中心メンバーたちはマウイ島に飛び、フクシマオンドのメンバーたちに教える。 放射性物質による汚染で米作りができない双葉の人たちが「今年ゃ豊年だよ~」と唄う。切ない。ほんとうに、いつかそうなってほしい。 町で最古の野村家は、31代継続しているという。そのような、地域にしっかり根を下ろしてきた人々の暮らしを、原発事故はその根を引き抜いて町から追いやり、歴史を断ち切った。 いわき市との共同で開催した盆踊りのシーンでは、地区によって異なる盆唄を奏でる人々の、太鼓が好きで好きでたまらない高揚が伝わって来る。 このような状況でも、祭りを引き継いでいる若者の姿が多いことにほっとする。 地区ごとに異なる盆唄が奏でられ、無人となったその街に咲く桜が映される。それぞれの花が咲く。見ておれと、負けるものかと。 ラストシーンは、時空を超えた幻想的な、いろいろなイメージを想起させる秀逸な表現だった。 暗がりに浮かぶやぐら。ハワイに双葉盆唄を伝えた横山さんたちが太鼓や笛の奏者や唄い手として、やぐらの上で双葉音頭を奏でている。 そして、やぐらの下は深い暗がりで見えないけれど、ハワイの踊る人々のざわめき、陽気なかけ声が聞こえる。 これは、横山さん達がこの世からいなくなっても、ハワイには双葉盆唄がしっかりと受け継がれ、それが双葉町に再び伝えられる日がきてほしい、きっと来る、そんな祈りのように思えた。 葉羽 「盆歌」、芳子さんのお話にグッときました…。
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