【2010/6/3】
葉の舟の“背骨”構造体を削って丸みをつけ、磨き、ペイントする。
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“背骨”制作 |
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この日から、私以外の海外からの招待アーティストが到着し始める。
【2010/6/4】
この日から毎日の朝食と昼食は、アーティスト、サポーター、主催者の全員が一緒にとることになる。
朝食はアートセンターの教室に集まり、制作進行状況を確認するミーティングを兼ねる。
昼食は毎日車で移動し、最先端企業の集合ビルMicropolisの食堂でのバイキング。
夕食分をランチボックスに詰めて持ち帰るので、3度の食事の支度が不要になり、制作に集中できるというわけだ。
この日は終日雨。採石場や道路工事現場に、使える石があるか下見に行く。
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採石場 |
その後、森へ柳を採取に行き、不要な小枝や葉を取り除いて保管。
【2010/6/5】
葉の舟の“背骨”になる構造体に穴をあけ、“肋骨”にあたる柳を差し込む。
道行く人が尋ねて行く。
背骨だけのときは「恐竜かい?」、翼のような肋骨が付いたら「夜のうちに飛んで行ってしまわないかい?」と。
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構造体に柳を差し込む |
今日の作業が終わった夕方、みんなで“ファイヤー&ソーセージ”をすることになる。
たき火を囲んでソーセージを焼くことは、フィンランド人にとって昔からの習慣らしい。
場所は、なんと2008年のビエンナーレの代表作、Alfio Bonannoの「Seven Steps」の上!
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「Seven Steps」 |
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この作品は、そうすることを望んでいるそうだ。
風が吹いて冷えてきた体に火が暖かい。
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たき火を囲んでソーセージを焼く |
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