Reported by Yasuko |
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オキシへ
「岸波通信」相変わらずアトラクティブですね!
ためになる話や専門の話はオキシに任せて、私は今回楽しい話をします。
(実は、「私の好きなシドニーのバー」の写真がまだなので、撮れ次第送りますね。)
←(リョーカイ・・無理しなくていいからな。)
2002年9月11日のテロ事件以前の1990年から2000年頃、、、。
まだ旅行業界が平和だった頃、日本人はまだまだ旅行に行ったら免税店でお買い物の時代に、私はシドニーの某免税店で働いていました。
こちらのお店は大きく分けると、レセプション、オジーコーナー(オーストラリア産お土産物)、ジュエリー&時計コーナー、フードコーナー、ケンドーンコーナー、ブランド品コーナーと分かれていました。
この店で働いていたときに出会った沢山の日本人観光客、そしてスタッフ。
楽しい人、面白い人、変な人、、、今回はそんな人達特集です。
(「お客様は神様です」が根底にありますので、あくまでもお客様に失礼の無いよう我々スタッフは対処していました。英語での生活と丁寧語での接客で、時には日本語が変になる事も、、、)
それでは、はじまりはじまり~。
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我が家のバター |
<その1=フードコーナーでの話>
お客「すみません、このバターは僕んちのと同じ堅さですか?」
店員「、、、、、申し訳ありません。
お客様の家のバターの堅さが私どもには分かりかねますが。」
(その後話は続かず客は立ち去った、、、)
←(だいじょぶかよ、そのお客?)
<その2=オージーコーナーでの話>
お客「あったワ!あったワ!可愛~い パンダ!」
店員「あっっ、、、申し訳ありません、これはコアラです。」
客「えっ?そうそうパンダ、パンダ、、、、」
(何度言ってもパンダと言っていた客・・・この手のお客は沢山いるのよ。ラッコとウォンバッドの間違いも多く見られます。)
←(ん? 黄金バット・・)
<その3=ブランド品コーナーでの話>
お客「何処?スティファニーは???」
店員しばらく考えて、、、「ああっ ティファニーですか?」
お客「それそれティファニー!、、、無いの?」
店員「申し訳ございませんが、当店では扱っておりません。」
お客「な~だ、スティファニー扱ってないんだ、がっかり、、、」
店員「、、、、、、、」
(日本人って、コレだからヤだね。そう思わない、ねぇスティファニー?)
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似てるけど・・ |
<その4=ブランド品コーナーでの話>
(ディオールで出した「スベルト」と言う名のボディクリーム、塗るだけでやせると言う事で爆発的ブームでした。)
(ふーむ。でもって・・・?)
お客、駆け足で売り場に来て息を切らせながら「スッスッ、スベラーズちょうだい!」
店員「はい!スベルトですね?かしこまりました。」
(スベラーズと言ったお客は結構いたわね。)
<その5=ブランド品コーナーでの話>
バーバリーコーナーに差しかかりながら、お連れ様と、、、
お客1「ブルベリーはもう飽きたわ~。」
お客2「本当にね!バーバリーはいらない!」
←(教えてやればいいのね、間違ってるって。)
<その6=ブランド品コーナーでの話>
お客「カルガモはこちらのお店、扱ってる?」
←(←ん? 連れて帰れるのか?)
店員「カルガモ?・・・フェラガモは当店では扱っておりません。申し訳ございません。」
(似てるけど、、、、。)
<その7=ブランド品コーナーでの話>
オーストリッチはダチョウの革。
ぶつぶつが大きく間隔が狭い程、若いダチョウという事で値が高いの。
で、一緒にカンガルー革の製品も扱っています。こっちは軽くて丈夫が特徴ね。
(なぁるほど・・・で、どんな事件が?)
お客「カンガルー革のハンドバッグありますか?」
店員「はい、こちらです。」と言いながらオーストリッチを見せてしまいました。
ところが・・・
お客「ああん、これだとあまりにもカンガルーカンガルーし過ぎだワ。少し考えさせて頂くワ。」
店員「そっ、そうですよね、カンガルーし過ぎですよね、、、申し訳ありませんですっ!」
←(カンガルーにトリ皮のブツブツはないだろー!)
(その後すぐに、店員の再教育をしました。お客様には申し訳ない事をしてしまいました。)
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岡っ引き店員 |
<その8=ジュエリーコーナーでの話>
こちらはかなり高額の商品が並び、お客様はオパールの指輪を決め始めた頃、、、、
店員「とてもお似合いでございます。お直しも必要ないですので、今夜のディナーでご使用になれますねえ。」
お客「気に入ったワ!、これにします。こちらは日本円も使えるの?」
店員「日本円? よ~うござんす!」
(店員は丁寧語が「岡っ引き言葉」になってしまいました。これ以外と多いんです。)
<その9=ジュエリーコーナーでの話>
オパール・コーナーにお客が訪れる。と、そこにはカタカナで「ソリッドオパール」と表示されている。
お客「この、リゾットとはどういう意味ですか?」
私「リゾットとはイタリア料理で日本のおじやみたいな物ですが、、、、ああソリッドのことですね?」
と、若いお客のときは突っ込んでいました。
(ソリッドは“天然”という意味よ。)
<その10=レセプションでの話>
入り口には、セキュリティーマンが必ず立っています。
で、この日は腰の悪い太ったおじいちゃん。
←(お役目はだいじょうぶ?)
お客(セキュリティーを指差しながら)「あれは置物ですか?」
私「カーネルサンダースおじさんではありません!ガードマンですヨ。よろしかったら一緒に写真を撮りますか?」
ここで「はい、チーズ」と写真を撮りお客様も喜んでいました。
(本物の外人をあまり見た事の無いおばあちゃんでした。かわいいね!)
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番外編 |
<番外編=オージーのホームレスの話>
汚い身なりで裸足のオージーが、セキュリティーが目を離しているスキに店に入り込み、店内を一通り歩いた後、帰ろうとしたときでした。
セキュリティー「どうしたんだ、その靴は?脱いで行け!」
ホームレス「Oh! Sorry.」
売り物のバリーの靴をはいて出て行こうとしていました。
(靴はその場に置いて、出て行きましたが信じられない話です。)
<番外編2=福島弁のお客の話>
免税品はシールドバッグと言って、中身が見えるビニール袋に入れてオーストラリアを出るまでは使えないシステムでした。
店員「こちらの商品は免税品ですので、手荷物としてシドニー空港の税関を通過してください」
お客「さすけね」
店員「、、、、、。もう一度説明します。こちらの商品は免税品ですのでーーーペラペラペラ」
お客「さすけね」
(私はおかしくて、口がきけませんでした。)
マネージャー「やすこさん、さすけねって、、、、さすけ?えっなに?」
私、お客の前に立ち「ありがとうございました。」
店員、マネージャー「、、、、、、。」(不服そうな顔)
笑いが止まらないので、後から説明しました。
(「さすけね」=「差し支えありません」という意味、福島弁難しいですね!)
次回の予告 Yasuko
こんなんですが、いかがでしたか?
笑っていただけたら嬉しいです。
まだまだあるんですが、今回はこれ位にしておきます。
(どうもありがとう!)
それでは次回は「私の好きなシドニーのバー」でお会いしましょう。
love always Yasuko
Yasuko&Habane
presents “オーストラリア通信”
※併せてYasukoからのレスがあったので、ここに紹介させていただきます。
2004.7.8 「 久しぶりにじっくりと、、、、。」 |
Yasuko |
オキシへ 忙しくてなかなか「岸波通信」を見ていませんでしたが、昨夜じっくりと拝見させていただきました。
皆さん多才な才能をお持ちで、そしてまたそれらをまとめる「オキシ」がいる訳で、すばらしいですね!
ちょっと仕事上で問題を抱えて、落ち込んでいましたが「fujiko さんの詩」「Dreamさんのレス」「なっちさんの写真館」などなど、拝見しているうち心があらわれるというか、原点に返れた感じがしました。 ありがとうございます。
極めつけは「ラーメンの話」これ見ていたら、落ち込んでいる自分がばかばかしくなってきて、明日は「一番星」(シドニーのラーメン屋さん)でラーメン食べるぞ!と、元気が出て来ました。
ワンタン麺はライスヌードルですかね?こちらでは、タイ料理によく使われいる白い麺です。
スープヌードルでは「パナンコング」(エビの入ったさっぱりしたラーメン) 焼きそばでは、サーテー味の「パッドタイ」(ピーナッツ味の甘いソース)このライス麺がとても合います。
でも、やっぱり日本のラーメンが大好きです!「岸波通信」を見ると、少しホームシックになるのは私だけ?
それではまた Yasuko
←おっけー、無理しないでね。またまた、海外からのアーカイブ新人が登場予定なのでだいじょうぶ。でも、オーストラリア通信のアクセス数って、実はスゴイので、みんな期待してると思うよ。また、今度ね!
葉羽
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