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その88

山あり、谷あり、峠あり

「風に吹かれて」も今回で88号になった。

 書く事がなくなってネタギレになったらネタギレ老人だが、ネタキリ老人にはまだ早いか。

 ネタギレにならないのは、同じような内容で同じギャグを何度も繰り返し使っているからだが、前に書いた事を忘れているので、反省もなく歴史は繰り返す反復横跳びだ。

 前号で飯坂線の事を書いたが、私の実家の最寄の駅は岩代清水だ。

 通学は自転車だったので普段は電車に乗る事はなかったが、たまに乗ると女子高生が大勢乗っている。

 高校は男子校だったので電車の中は男女共学状態でワクワクする。

 朝晩楽しい電車通学は憧れだった。

 素敵な出会いがあるかもしれない。

「♪いつもの駅で、いつも会う、セーラー服のおさげ髪」で、昭和青春汽車通物語だが、汽車通は下駄箱と同じく死語になって久しい。

「車内、入り口付近、混みあいますので中ほどまで御移動下さい」

<セーラー服に近づけるチャンスだ>

「車内、急に揺れる事がありますのでつり革等におつかまり下さい」

<よろけてセーラー服に触れてもいいんだな>

 電車男の妄想は止まらない。妄想特別快速暴走中だ。

 電車は連結だが男女の恋結もあったのか。

 トレインで結ばれた赤い糸の結び目は、簡単にはとれいん、なんちゃって。相変わらず話しが脱線する。

 三月初旬まで列車で米沢に週2回通っていた。奥羽本線は随分前に山形線に名前が変わっている。

 途中に板谷駅、峠駅があり昔はスイッチバックで登ったが今は普通列車でもパワーがあるのでイッキに登る。

 福島への帰り、雪かきに疲れて座席でうつらうつらしていたら、高齢の夫婦がバタバタと車内を駆け回っている。

 何事かと思ったら、峠駅で名物の「力餅」を買うために車内から開けられる窓を探しているのだ。

 知らんぷりもできないので「開けられる窓はないこと、買うためにはドアを開けてホームの売り子さんを呼び買うが、買い終わるまでは列車は発車しないこと」を教えてあげた。

 無事に買い終えた夫婦が満足気に座席に戻ってきて、感謝されたが、人生の峠を越えても人は食べ物にはこだわるのか。

 峠駅の力餅は米沢駅の近くに店舗があり、そこでも買えるのだが、よけいな事を教えて御夫婦の達成感を喪失させてはいけない。

 発車ベルを気にしながらホームで買うのが列車旅のだいご味だ。

 普通列車で旅をしているらしく時刻表を出して、福島そして郡山からの乗り継ぎ列車を調べていた。

 山形線は大雪になると普通列車はよく不通になり不通列車だが、新幹線をめったに止めないのはJRのドル箱だからだ。

 ローカル線をモーカル線にするのは難しい。

 福島、米沢間の途中駅は乗降客も少なくみな無人駅だが、県境の赤岩駅は現在は通過駅になっており普通列車も止まらない。

 過疎化により駅周辺に住人がいないのだ。

 過疎ー通過だが仮想通貨とは関係がない。

 何かと話題の仮想通貨だが「貸そう通貨」は質屋で、下層庶民を相手に商売する。

 一攫千金を夢見て仮想通貨に投機するが、最後に貧乏くじをひくのも下層庶民で全ては自己責任だ。

 被害者は業者に責任を求めるが、やがて時効責任になりうやむやになるのが世の常で諸業無情か。

 今何かと話題の財務省だが、財務省は罪無情で、結局、人は人事と金で動く。

 ソンタクを尽くして人事を待つ役人もイト、アワレナリだ。

 坂本龍馬にソンタク日本を一度、洗濯してもらわなければならないがビットコインランドリーを使ってはいけない。

 (2018.3.21)アンブレラあつし

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