２０１８年、平成３０年を迎えた。

　今年も前年同様、動揺することなく投稿したいが童謡も昭和歌謡に加えて挿入し、なお一層過去を振り返り退化する。

　よく挨拶で「大過なく…」と話すが大過なく退職すれば、あとは大過なく退化するのか。

　老化と退化は同じではないが連動している。世の中、アンチエイジング若づくりの時代だが、ほどよい老化、退化は不幸な事ではない。

　生涯現役なんていわれて妙に張り切る輩がいるが、障害現役で実際の現役世代には障害になることがままある。

「老害」なんて言葉が昔あったが、一億総活躍の老人大国の今は放送禁
止用語か。

　何事も引き際が大事だが実際はなかなか難しい。

　私も上野公園での水撒き活動を、飽きもせず引退もせずに相変わらずやっている。

　そろそろ後継者を探して秘伝の技を伝授したいが、現代の競争原理と成果主義のご時世に、無駄な水撒きアートに時間を費やすヒマジンはいないか。

「♪ひマジンガーＺ！」はアニメだが、昭和おじさんにとってのロボットアニメは鉄腕アトム、鉄人２８号、エイトマンだ。

「♪行くぞーアトム」だが「♪行くぞ―アコム」にすると、現実過ぎてほのぼのレイクしなくなる。

「♪ビューンと飛んでく鉄人、２８号」だが「♪グリコ、グリコ、グリコ」と最後にグリコを三唱するのはグリコのオマケか。

「♪光る海、光る大空、光る大地、ゆーこう無限の地平線」だが「ゆーこう」は「行こう」の事らしい。

　最近まで意味が解らなかったが、世の中、わからないまま調べる事もなく、そのままにしている事はよくある。

　今後、世の中ますますロボット化し、さらにＡＩ化するらしい。

　ヒト型ロボットも一段と進歩するらしいが、ロボット型ヒトも増えている。

　ネットの情報などでライフスタイルがコントロールされる。一見、自分の価値観で生きているようで、実は特定の情報で洗脳され、同じように同じ事で「人生を楽しむ」幸福な人々だ。

　話題性のあるところに群がり、長い行列をつくるのがロボット型ヒトで、ロボットのように耐久性があるので何時間でも並んで待つことができる。

　昨年、上野で「怖い絵展」がブレークしたが２時間３時間待ちの鑑賞者の行列が、むしろ「怖い絵」だった。

　ロボットだが、最近の車は既にかなりロボット化して車型ロボットだ。よく車の後ろに「幼児乗ってます」などという表示を見るが、将来「人乗ってます」なんていう表示になるのか。

　危険運転が社会問題になって、ドライブレコーダーが売れてるらしいが、車型ロボットは冷静で安全運転だ。

　人のように「♪バカにしないでよー、そっちのせいよ」なんて感情的なることはない。

「♪プレイバック、プレイバック」だが、山口百恵はプレイバックしてもカムバックはしないのか。

「♪ようこそ、ここへ、クック、クック」の青い鳥は何処に飛んでいった。

「♪先生、先生、それは先生」だが、そんなに慕われたら元先生としては照れてしまい、森の中に隠れたい。

　上野の森に隠れ、時々広場に出没して水撒きアートする私は、地面の絵のように消えていく絶滅危惧種だが、絶滅するまで多くの奇遇を楽しみたい絶滅奇遇種だ。

　奇遇、奇縁をもとめて彷徨うが、人生は元々、奇遇、奇縁の連続で人生泣き笑いだ。

　正月くらいは福笑いしたいが「♪お正月には、凧上げて、コマを回して遊びましょ」で、コマは漢字で「独楽」と書く。

「独り楽しく」が難しいコマった私は、上野の森を、ブログの森をグルグルグ－グル彷徨う。

　平成も３０年で終わりそうで、私の人生の半分以上はやはり昭和だ。

「♪交差点では、となりの車がミラーをこすったと」と怒鳴るドライバーがいるストレス社会は昭和も平成も同じだが、私は真っ赤なポルシェに乗ってないのでセーフ。

　過日、上野で水でカバを逆さに描いたが、カバが見たら「♪バカにしないでよー」と怒るのか。

　パンダ人気で他の動物はきっとイジケテル。

　（2018.1.12）アンブレラあつし