今年も終わるが、今日が終わらないと明日が来ないように、今年が終わらないと来年は来ない。
終りがあるから始りがあるが、平成は前倒しで早く終わってしまうらしい。
元号は未定だが上野動物園のパンダのように公募では新元号は決めら
れない。
平成と昭和から一字とって「平和」というのは安易すぎるか。平和をピンフなどと発音する不埒者もいるので恐らく却下。
昭和生まれは昭和の残りと平成の30年、新元号・・年と複雑で計算が苦手な人はつらいが、昔、計算高い人になるなと親に教えられた。
西暦だけにすれば計算は楽だが味気ない。
平成世代もやがて「今の若い者は」などと、平成を懐かしむようになるのが世の常だ。
上野公園では出会った人の干支や星座を描くが、常に早見表を携帯して平成・年生まれの干支は○○、・月・日生まれは○○座とわかるようにしている。
私は蟹座で英語で直訳はクラブだが、原語は「キャンサー」だ。この原語を知っていると英語圏のみならず、ほぼ世界中の人に通用するので12星座を全部覚えた。
例えば、牡羊座はエイリーズ、蠍座はスコーピオになるが、この原語の源は古代ギリシャ語らしくギリシャ神話につながる。
星座といえばプラネタリウムだが星空のスクリーンを見ながら眠くなると、プラ寝たリウムになる。
タモリの番組で星座が取り上げられればブラタモリウムだが、星のリゾートでは肉眼で星がきれいに見えるのか。
「♪星よりひそかに、雨よりやさしく」って最近の雨はやさしくない。
「♪見上げてごらん、夜の星を」って平成の夜は明るすぎて星もかすむが、涙で星がかすんで見えた昭和の「♪一人ぼっちの夜」もあったな。
「♪星は何でも知っている」、だからホシに自白させるのか。それ図星です。
「♪二人して流星になったみたい」なんてオシャレなことを、いつもユーミンで宇宙人みたいな人だ。
星屑という言葉があるが星クズなんて星君に失礼ではないのか。星はスターで昔のスターの「あの人は今」や「あいつ今何してる」の類の消息番組は落差が面白い。
落差は進化だが結果は劣化で、人の不幸は残念ながらも面白い。週刊誌やワイドショウの内容の9割は「人の不幸」を面白く取り上げるが、イトおかしでイトあわれなりだ。
昭和にはスター誕生なんて番組もあった。略してスタ誕だが私の頭はスカタンか。
昭和の鬼課長は部下を「このスカタン」と怒るが、若い社員に「スカタンて何ですか」と聞かれると返す言葉がない。
スタジャンはスタジアムジャンバーで横須賀ではスカジャンになるが「このスタジャン、いカス、スカジャンじゃん」なんて横浜弁で喋るのか。
爺さんがジージャンを着るとオジージャンで、婆さんのコートはオー婆ーコートか。爺さん着ても、婆ーバリーなんちゃって。
年をとってもオシャレは大事だが、そんなに金がアルマーニなので、私はオシャレより金のかからないダジャレだ。
何度も同じダジャレやギャグを使っていると、自分でも思うが、再生可能なエコダジャレ、エコギャグと言い訳し反省はしない。
前号では、知ったかぶりして古代地層を話題にしたが、悠久の宇宙の時間からすれば地球の歴史など、ほんの僅かな時間だ。
「カンブリア、チバ二アン、だから何」ってつぶやくアンドロメダ星の声が聞こえるが私の幻聴か。
幻聴、幻影、マボロシだが昭和には幻燈機なんて言うマボロシの投影機もあったな。
映像は4Kから8K、3Dの時代だが、室内を暗くしてみんなで観た幻燈は昭和の夢、マボロシだったのか。
幻燈機はスライド映写機に代わり、今はパソコンだがデジタル画像に夢が見えない私は昭和のアナログ、マボロシおじさんだ。
(2017.12.16)アンブレラあつし |