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その63

独り善がりの独白ブログ

 ブログを書きながら「こんな事、前にも書いたような」と思いながら確かめる気力もなくダラダラと徒然に書いている。

 オヤジギャグのオナジギャグで使い捨てはせずに何度も懲りずに使うがギャグのリサイクルだ。

 前号の写真はマーブルチョコとカタツムリで、かなりシュールだ。

 この両者の関係性について考えてみたが思いつかない。

「♪全然全然、無視無視、カタツムリ」って周りを気にせずマイペースで歩むカタツムリだがカナリ無理なギャグか。

 最近とみに感じる事だがマイペースで歩いていると、ほとんどの人に抜かれる。

 自分としては特にゆっくりと歩いているわけではないのだが周りの人が速いのか。

 すべては相対的なことなので、そう、たいした事ではないのだが自分より高齢に思える方に抜かれるとややショックだ。

 ジーショックって「爺ショック」ではなくカシオの時計だが、時間も絶対的な経過ではなく相対的に流れる。

 楽しい時は、あっという間だがコンビニやスーパーのレジで待つ10秒が苦痛で長く感じるのは耐性の欠如で相対性理論は相耐性理論か。

 アインシュタインは科学者でアイーン、シタインは志村ケンだが特に関係はない。

 あえて関係性を求めれば「無関係」だがカタツムリとマーブルチョコにも「無関係」という関係がある。

 光より速く移動することができるとタイムマシーンで、未来や過去に行けるらしいが、過去は戻れないから諦めがつくし、未来は未知だから希望が持てる。

 昨年末久しぶりに高校時代の友人達と会う機会があり、高校時代の担任のS先生が鬼籍に入ったと聞いた。

 それなりの年齢なので自然な事なのだが、もし会える機会があったなら、聞きたい事があった。

 大学受験で落ちて浪人になり、翌年さらに多くの大学受験をするために母校に行って内申書を多く書いてもらった。

 もう時効なのでカミングアウトするが、その時、使う必要がなくなった厳封と封印されていた自分の内申書を開封して見てみた。

 今考えると大胆な事だが昔から節操がない。

 成績は当然に悪いのだが生活行動の所見欄に「独り善がりな所がある」と記述されていた。

 当時、新聞部の部長として反体制的な言動もしたので、その事だと思
うが、内申書には生徒の悪い面があっても不利益な事は記述しないという暗黙のお約束があると聞いていた。

 事実とは思いながらもややショックだった。

 S先生を恨む気持ちはないが先生が事実を書いた意図について聞いてみたかった。

 しかし、たとえ聞けたとしても、私の内申書の内容の事など忘れていたかもしれない。

「書いた方は忘れるが書かれた方は忘れない」自戒をこめて要注意だ。

 学校では児童生徒の記録については指導要録という公式な文書に記録されるが、私の経験から、この文書には事実を記入する事が多い。

 裁判所や警察、児童相談所などから正式な照会がなければ情報公開する事がないからだ。

 家庭裁判所などから照会があった時に判決の参考になるような事実を正しく記入していないと指導の記録としての意味を持たなくなる。

 本人や保護者に知らせる通知表、進学先に内申する内申書は本人にとって有利な事を書き、当たり障りがあることは普通は書かない。

 あえてS先生が「事実」を記入したのは愛のムチだったのか。

 その後、進学した大学の指導教授にも同じようなことを言われたので、私の「独り善がり」に間違いはない。

「独り善がり」は独善だが「独善禁止法」とういう法律はないか。

 若気のいたりは若気のタタリで、その後の人生も多々タタラレたが今も水をシタタリ撒いて上野公園で地面に絵を描いている私だ。

 過去の延長に今があり、その先に明日があるが「俺たちに明日はない」「明日に向かって撃て」は懐かしいアメリカ映画だ。

 ロバートレッドフォードは生きてるがポールニューマンはすでに亡くなった。

 今後キャサリンロスの訃報を聞けば、きっとキャサリン・ロスする。

 当時のニューシネマもクラシックになったが、世の中も益々クラシニックくなるのか。

 当時のヤングは今はシニアだ。よく老後の生活というが実際は老中の生活で、老前は元気なのでビールを飲みに、ろーぜんケラーにも行ける。

 医師から石を体内から出すために水を多くとれと言われるが、水は、そんなに飲めないので水にビールを入れて飲んでいる。

 気の抜けたビールの味がする。

 薬膳酒だと思えばいいが独善酒という酒はないか。

 独善酒の飲み過ぎは人生の悪酔いにつながる。

「♪飲みすぎたのはあなたのせいよ」なんて人のせいにしてはいけないが人生を分解すると「人」の「生」だ。

 私が生まれたのは親のせいだが、私の独善も親からのDNAだと思えばしかたない。

 子や孫に、このDNAが伝達されるのかと思うと良心が咎めるが、両親を咎めたり恨んではいけない。

 (2017.2.16)アンブレラあつし

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