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その44

敬天愛人 雨天暇人

 久しぶりに上野に行った。加入したばかりの「大人の休日」切符で大人になった気分で上京した。

 これで大人の仲間入りだ。

 熊本で地震があったのに大人の水遊びは大人げないとタメライもあったが芸術私情主義で大人の判断をした。

 過度な自粛ムードはよくない。

 自然体で生きる事が大事だが私が言うのは不自然か。

 熊本地方は地震過剰で今後も心配だが、人が自然をコントロールすることは自信過剰だ。

 耐震とか免震さらに地震予知ということも大事だが、自然と共生する覚悟が必要で人も含め全ての生物は地球と心中する運命共同体の中にいる。

 自然に対する畏敬の心だが、西郷隆盛の揮毫に「敬天愛人」という四字熟語の名言があり「天を敬い人を愛す」で西郷ドンはさすがでごわす。

 ずいぶん前の話だが敬天愛人と上野で地面に水で字を書いていたら「愛人」ばかりが目立ったのか、通りかかったマダムから最大級の軽蔑の眼差しを受けた。

 「愛人」はテレサテンだがマザーテレサは「人愛」か。

 「西郷丼、大盛で」などと言葉遊びをしたら鹿児島ではヒンシュクで「西郷酒盛り」は不敬罪か。

 上野公園の西郷像は遠く故郷の鹿児島の方向を見ていると言われている。

 熊本は西郷さんにすればかつての敵だが、「汝の敵を愛せ」で今は心配しているに違いない。

 西南戦争は近代のサイゴのサイゴーが起こした内戦で彼は鹿児島でサイゴを迎える。

 「勝てば官軍、負ければ賊軍」で負ければ朝敵のことだが日本社会では「朝敵」になると「標的」になってしまい負組になる。

 勝ち馬に乗ることが大事だがJRAの幹部になった同級生は人生の勝ち馬に乗った私達の「星」だ。

 私はロバに乗ったドンキホーテか。妄想の悪夢を食べながらバクのように漠然と生きている。

 悪夢といえば原子力発電は「鉄腕アクム」だったのか。

 手塚治虫先生はみんなが崇める漫画の神様なので悪くは言えないし、言っても相手にされないが、鉄腕アトムは原子力政策のプロパガンダ、広告塔になったことは間違いない。

 アトムはもとよりウランちゃんやコバルト君など放射性家族ぐるみで、みんなを放射脳にして安全神話を布教してくれたが彼らだけに罪はない。

 安全対策に経費をかけなかったのは、安い電力を求める国民と利益配当を求める株主の存在が大きい。

 最近では電力自由化で電力安売りなど騒いでいるが相変わらず懲りない面々である。

 今や電気は水と同じくらい重要な社会資本だ。高くても国家が責任をもって供給できるシステムを作ってほしい。

 このままではベンチャーの金儲けに利用されて、きそって日本の里山
が黒い太陽光パネルでおおわれ再生可能の名のもと再生不可能な自然破壊をしてしまうが、金のためにはやむなしなのか。

 ♪マネーマネーマネーとアバの真似をしてみるがアバの時代はアバ世で過去となり今はアベ世か。

 日本の駅前の広告は「アクム」であふれているし、監督は「アクムしてますか」というが、金は「ナイフル」で借りても返済する「プロミス」はできない。

 ほのぼの美辞レイクで言葉巧みにローンを組ませる業界だが、今の駅前風景はサラ金広告とパチンコ屋のギラギラネオンで溢れている。

 「♪ギーラ、ギーラ太陽が」は太陽光発電の歌ではない。安西マリアだが昔は安西マリアと夏木マリの区別がつかなかった。

 ともにセクシー系でサッカーに例えればツートップだが、ハーフは当然にゴールデンハーフか。

 ロンドンにいた頃、生ベッカムを見たことある。

 サッカー競技場で遠くから見たがオーラがあり、さすがにベッカムはベッカクだ。

 「バッキンガムでガムを捨てると罰金ガム」とうのは懐かしい昭和のギャグで書くのも恥ずかしいが行稼ぎなのでやむなし。

 「ロンドン、ロンドン、ロンドン」と続けて連呼すると「ハリウッド」を連想する人は昭和の達人だ。

 ロンドンの隣にハリウッドがあったりして世界はスモールワールドだが相撲界をスモールワールドとはいわない。

 (2016.5.15)アンブレラあつし

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