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その295

主なき 家の庭にも 花は咲く

 過日、実家の土地と建物の相続登記を、やっと終えた。

 相続が発生して3年以内にやらないと、罰金になるらしく今年の3月で、母が亡くなって3年目になる。

 罰金はヤバイと思い申請の相談に3ヶ月くらい前に法務局に行ってみた。

 知り合いの司法書士に頼む事も考えたが、父の死亡の時、今は亡くなった兄が相続登記をやってくれたので、自分も兄にならって挑戦してみた。

 妻の実家の相続登記の時は、米沢ということもあって米沢の不動産屋の紹介で、地元の司法書士さんにお願いした。

 経費の請求明細をみたら約8万円で、その内の約4万円は国の収入印紙代で、手数料が同額の約4万円だった。

 ツーことは自分で申請すれば4万円の稼ぎになる。と、安易に考えて挑戦したがケッコウ大変で、途中で、もうケッコウと思った。

 登記申請で疲れると「トーキ イキギレ」になるのか。

 申請書の作成や添付種類について原則3回まで事前相談できるのだが、1回の相談が30分以内で、説明内容がイマイチよく理解できない。

 ツーカ、こっちは素人で高齢者なのだから、わかるように教えてほしい。ト、思ったが、よく考えると教える方も大変だ。

 相続登記を義務化したので、事前相談の機会を設けたのだろうが、もともと相続や登記の基本知識がない人に教えるのは簡単ではない。

 2回の相談を終えたところで、3回目の相談日を希望したら、とにかく一度申請してみてくださいと言われたので、収入印紙を買って貼り付け申請した。

 後日、法務局より、訂正箇所や不備書類もあるので印鑑を持参して申請窓口にきて下さいと連絡があった。

 窓口では若い登記専門官から、誤字脱字の指摘があり訂正印を押しまくった。自分でも恥ずかしいくらいの訂正印だった。

 早期退職してからは文字を書く機会も減り、また文章を見直すエネルギーもなくなっている。

 年度末の忙しい時で、担当の専門官が人事異動の可能性もあり、不備書類が準備できるまで一度取り下げてほしいという。

 ナヌーとも思ったが、役人に抵抗はできないし収入印紙は有効だという。取り下げ申請書に記入して、申請書類を持ち帰り、年度始めに再提出した。

 その後、予定期日より早く登記完了の連絡がきて、過日、「完了証」を取りに行った。

 私は次男なので三男にあたる弟がいるのだが、これで「兄」としてのメンツがたったな。

 男三兄弟で兄が亡きあとは、自動的に次男が長男の立場になる。ダルマ落としのパターンだ。

 空家になった実家は、今後親族が住む予定はないので、売りにだすしかないが、これから家のかたずけもある。

 恐らく築60年の建物を取り壊さないと土地も売れない。まだまだ、やることがあるので、もう少し長生きしなければならない。

「父と母 一生懸命 働いて 建てた家屋も 無人の空家」
「主なき 家の庭にも 花は咲く」

「かたずけは 未練も捨てて 捨てる事 家族の遺品 置く場所も無し」
「何もかも 時が流れて ごみになる」

 (2026.4.25)アンブレラあつし

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