| その285 |
あの顔 あの声 あの姿 あの青春へ時間旅行 |
「岸波通信」への投稿を始めたのが、2014年だったので、今年が11年目になる。思えば飽きもせず継続している。
「継続は、力なり」だが「継続は、かなり、力が必要だ」なんて、うけない言葉アソビのダジャレやオヤジギャグに飽きないで投稿している。
上野公園でのアート活動を見た人が「岸波通信」にたどり着き、「風に吹かれて」を読んだ感想が彼のブログに書かれていた。
「アートおじさんのブログが面白く、ついつい読み込んでしまった。人生を達観したようなおじさんだ」とあった。褒め言葉なので嬉しい。
「達観」だが、この歳になっても「達観」はしていない。偉そうに「達観」しているような事を書くのは、元教師の悪いクセだな。
「弱冠二十歳」という言葉があるが、早熟な人を「達観二十歳」とはいわないか。
私の頭は「達観」ではなく、「若干」髪の毛が残っている。
過日、かつて同僚だった先生の住む桑折町(福島市の北にある町)で行われたイベントに参加してきた。
彼は校長を退職後、地元の桑折町で障がい者の就労支援施設を立ち上げ、今年で10周年になる。
かつては「授産所」といっていた施設だ。特別支援学校を卒業した生徒が働ける場は少ない。
彼は私より二歳年上だが、退職後もバリバリ社会的貢献に頑張っている。
彼の運営する施設では、織物や畑仕事、さらに食堂もやっていて、彼は「ソバ打ち」もやっている。
「施設10周年記念」のお祝いの色紙の寄せ書きに、「10執念」なんてダジャレを書いて、おどける自分が情けないが、今さら路線変更もできない。
特別な「執念」もなく、昨年人生「70周年」を迎えてしまったボクです。
イベントは2回あって1回目は10月末、彼の住む町会のハロインパーティーだった。
当日は朝から雨で「路上に絵を描くストリートライブ」は不可能な状態だったが、イベントチラシに、前記のような文が載せられたからには、簡単には中止できない。
チョークを準備して、短時間だが何とか、それらしい事を実施した。私にも僅かながら「執念」がある。
2回目は11月末、町の公民館で行われた「就労支援施設10周年祭」で、これは室内なので天気の心配はない。
「文字や絵を逆さにかくパフォーマンス」とイベントチラシに載せられ、それらしい事をステージでやった。
事前にどんな事をやるのですか聞かれる事も多いのだが、「百聞は一見にしかず」で言葉で説明するのは難しい。
私の前のステージ発表は「少林寺拳法の演武」で緊張感のある雰囲気なのだが、その次ぎのフザケタ「お絵かきオジサン」は、かなりのギャップで我ながら「変人」だ。
休憩時間には、希望者に個別に「干支」や「クリスマスカード」を描いてさしあげた。
お婆さんに「あんだ、どっから来たんだい」と聞かれたので「福島です。以前は隣の保原町にも住んでいた事があるんです」と答えたら、「あんだみだいな人、桑折にはいねがんない」と返答された。
「干支」を描いて自作の落款を押し、プレゼントしたら「冥土の土産になると」大変喜んでくれた。
「冥土」だが、日本の秋葉原には「メイドの土産」が売っているのか。
日本観光の土産品や記念品は「メイド イン ジャパン」でなく「メイド イン チャイナ」も多いが、「冥土 イン ジャパン」って日本のドコにあるかグーグルで探したい。
昨年、学年全体の同窓会「古希の集い」をやったのだが、先週「古希プラス1年」のクラス会を地元福島で開催した。
例年首都圏でミニクラス会を実施しているのだが、たまには地元でということで福島開催になった。
前回、参加できなかった方も来て昔話に花がさく。
「あの顔 あの声 あの姿 あの青春へ時間旅行」
「二次会から三次会、あっという間に時が過ぎ、次回、また会えるカイの同級会」
(2025.12.6) アンブレラあつし |