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その284

言い過ぎた 後悔しても あとの祭り

 前号、ヤクザ映画の写真、夏目雅子の隣は仲代達矢で過日、他界したという。

 他界する事を「鬼籍に入る」ともいうが、夏目雅子も故人なので、このツーショットは「キセキの二人」になるな。

 仲代達矢が着る着物の背中の模様は「般若」で、昭和ヤクザ過ぎてナケルが、般若が泣くと「鬼の目にも涙」になるのか。

 高市首相や中国総領事の発言で、日中の関係が悪化している。「なめたら、いかんぜよ」と互いにツッパルが、冷静に考えて日本が中国とケンカして得することは無い。

 中国も日本とケンカすれば失うものも多い。互いのメンツを尊重しな
がらも、落としどころを探し、最後は「手打」だ。

 東映映画「仁義なき戦い」の中でも、それぞれの「組」の生き残りのために「手打」をするが、「手打」後の食事は「手打そば」か「手打うどん」だな。

「手打流しソー麺」だと、互いの発言を水に流せるが、そんな麺はないか。麺だけに「ごメンなさい」なんちゃって。

「言い過ぎた 後悔しても あとの祭り」

 日本の外務省の役人が、北京に行って日本側の立場を説明したらしいが、「風貌」が真面目すぎて弱っちー。やっぱカッコも大事なので、「ゴルゴ13」のデューク東郷風の風貌が必要だ。

 ツーカ、両国が「手打」をするに「局長級」の下っ端では、いかんぜよ。ヤクザの世界では、組長や若頭が出てこないと「手打」にならない。

 総理とはいかなくても、外務大臣や次官の出番だ。小出しにすれば
相手も小出しで、話しがまとまらない。

 もし、次ぎの役人が北京に行く時は、着物姿で羽織りの裏は「般若の刺繍」だな。

 サングラス姿の屈強な、お兄さん方も数名お供につけてラシクする。親分が煙草を出せば、脇からさっと兄さんがライターの火を差し出す。

 外務省にもスタイリストや演技指導のスタッフが必要だ。なんてヤクザ映画の見過ぎか。

「般若」だが「鬼女」のことをいうらしく年老いて「鬼婆」になる。

 地元、福島市の隣町の安達には「安達ヶ原の黒塚」がある。「みちのくの、安達ヶ原の黒塚に、鬼、籠もれリと聞くは真か」という歌があり「能・謡曲」の題材にもなっている。

 何度か、安達ヶ原の黒塚に行ったが、鬼婆が住んでいた岩屋とか、人を殺した鎌を洗う「血洗の池」とかあってスゴイ。

 昔は岩屋とお寺だけで、お寺の中に鬼婆にまつわる展示があり、他には何も無かったのだが、今は、すっかり観光スポットになっている。

「バッピーちゃん」なんていう、かわいい「鬼婆」キャラがいて、売店では「鬼婆」グッズや「鬼婆せんべい」が売っている。

 商魂たくましい人間には、鬼婆もかなわない。

 もし、本当に鬼婆がいたら人間様に、捕獲され「見世物小屋」に売られてしまうな。

「さあさ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」「親の因果に子にうつり・・・」とダミ声で、客を呼び込む昭和のアレです。

「見世物小屋」だが、昔、地元の神社のお祭りで興業されていた。

 お祭りの日は学校も半ドン(午前中授業)で、学校帰り祭りに立ち寄る事もできる。

 普段は小学校前のバス停から、バスに乗って下校するのだが、お祭りの日は街の中心部にあったバスターミナルまで歩いて、途中にある神社のお祭りを見ながら帰宅する。

 学校帰りでお金も無いので、外から見るだけだが、それでも楽しい。

「サーカス」や「移動動物園」なんかもあった。白装束で松葉杖の傷痍軍人が、アコーディオンをひいて投げ銭をしてもらってた。

 ヤクザっぽいテキ屋のオジサンや、ケバいオネーサンもいた。非日常のワンダーランド、カオスの世界だったな。

「あの時の 昭和の祭り 思い出し 楽しさ半分 怖さ半分」

「人生の 夜遊びデビュー 祭の夜」

 (2025.11.22)アンブレラあつし

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