| その282 |
秋の夜長にクマ短歌 想いあふれて ナマ反歌 |
大相撲のロンドン場所が終わった。
力士の名「翔猿」は「フライング・モンキー」 、「若隆景」は「スムーズ・オペレイター」と英語の愛称がついて面白い。
相撲の会場は「ロイヤルアルバート・ホール」でロンドンのホボど真ん中にある。
「アルバート」という名称だが、ビクトリア女王の亭主の名前が「アルバート」 だったからだ。
英国王室は日本の皇室のような男系のしばりはない。
エリザベス 一世、ビクトリア女王、エリザベス二世、そして今のチャールズ国王と男女混合だ。
日本の新しい総理大臣は、男系天皇にこだわっているようだが、日本の天皇の長い歴史の中で、女性天皇もいた。
そして、古代日本「邪馬台国」の王は「卑弥呼」で女性だ。
「男系天皇」にこだわる保守系の人の気持ちもわかるが、今後の「天皇家」の将来の存続を考えれば、男女どっちでもオッケーにしたほうがいい。
ツーカ、「天 皇制」も「男女共同参画」の時代に合わせた方がいい。
英国の例を見れば、エリザベス一世やビクトリア女王が、英国を強くして「大英帝国」をつくった。
チャーチル首相のあと、長い間低迷していた英国経済を立て直したのは、女性首相のサッチャーだが、サッチャーも、ずいぶん前に、この世 をサッチャたな。
「日本、初の女性首相」だが、男性でも女性でも、首相の仕事をちゃんとやれば、それでいい。それだけの事だ。
存在感を示すためにハッスルして新しい事を発スルと、回りからスル−され 結果、国が損スルので注意だ。
今も話題の「女性市長」だが、市の方にクレーム電話が殺到して、仕事ができないというマスコミ報道がある。
これってヘンな話しで、市役所の組織には副市長がいるし、「職務代理」の制度もある。
また、部下の市職員が市長を選んだ訳ではない。
市役所に市長のスキャンダルで「クレーム電話」をかける人は「ヒマ人」で「野次馬」だ。まともに対応する必要はない。
「今、忙しいので、こちらから連絡しますから、お名前、電話番号を教えてください」と自動録音受付にしてお けば、ほぼ解決する。
どうしても、ガマンできない人は、その市長を選んだ市民を探して「クレーム電話」でもすればいい。
視聴率めあての「野次馬マスコミ」に扇動されて、行動する「大人げない」人が増えている。
困ったものだが、どこにもぶつけられない不満が溜まっているのだな。
「弱い者イジメ」の社会が定着して、油断するとイジ メの「標的」になるので注意だ。
暑い夏が終わったら、秋をとばして冬がきてしまった感じの寒さだ。
「♪秋を愛する人は、心深き人、愛を語るハイネのような、僕の恋人」は「♪四季の歌」だが、「ハイネのような恋人はイネ、ハ」。
「イネ、ハ」は福島弁で「もういない、すでに」というよう意味です。
「秋の季節」の情感は大事で、秋の夜長の「妄想」が、心を豊かにする。
「秋の 日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し」はフランスの詩人ヴェルレーヌの「落葉」の一節だが、日本の熊はドングリ不作で、秋風が身にしみ ひたぶるに かなしく彷徨う。
1「早すぎる 冬の到来 察知して 熊の出没 クマったもんだ」
2「熊 駆除の 銃声悲し 秋の里山」(なまはんかな反歌です)
(2025.10.25) アンブレラあつし |