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その277

♪温泉行くなら、伊東、
みんなで192(イクニー)

 前号で話題にした「空調服」だが、外気が体温近くになれば体を冷やす効果はなくなる。

 極端に言えばサウナの中で扇風機を体にあてるようなものだ。

 実際に体験してみて最近の猛暑の中では、「空調服」は見た目ほど涼しくはない。

 ホームセンターなどの量販店では「空調服」の他に「水冷式ベスト」なんていう新製品も売られているが、「空調服」では限界があるということだな。

 暑さ対策の機器は進化するが、よく考えれば体には不自然なことで、暑い中一部の体を冷やすことは生理的に身体のバランスにもよくないと思う。

 暑さが一時的にしのげても「寿命」は縮まるかもしれない。

 ツーカ、暑すぎる中、外で働くのは無理ッス。ということだが、休めない仕事はいっぱいあって感謝しかない。

 コロナが蔓延した頃、エッセンシャルワーカーとか言って、医療従事者が重要視されたが、よく考えれば人間の生活のためには、他の業種もエッセンシャルワーカーで、それぞれの社会的な役割があって社会全体がバランスよく維持されている。

 そんなガンバル皆様にお世話になって社会の寄生虫のように生きているボクだが、下の娘はちゃんと仕事をしているので、今帰省中だが寄生虫ではないな。

 この猛暑の中、先日墓参りに行ってきた。墓場は日影が無い。

 昨年、今年と夏のお盆の墓参りは、墓掃除は最小限にして花を供え線香あげて短時間で終わった。

 炎天下の中、長時間の墓参りは体にヤバイ。花にさした水の余りは墓石にかけて「墓石に水」だが、夏場は「焼石に水」だな。

「墓参り代行」が増えているというテレビ放送があったが、よくわかる。

 暑いだけでなく遺族も高齢化して、「墓参り」は年寄りには過酷で重労働だ。

「墓参り」で寿命が縮まってハカバカシクない話しになってしまう。

「運転代行」「辞職代行」「墓参り代行」「謝罪代行」と「代行」ブームだが、次ぎは「市長代行」の時代もくるのか。

 最近のワイドショーは、市長の学歴詐称のスキャンダルで盛り上がっているが、マスコミは視聴率がとれれば何でもありの世界だ。

 卒業証書の「チラ見せ」だが、昔、ドリフターズの加藤茶に「チョットだけよ」という持ちネタがあったな。

 昭和の時代は「女の嘘」や「女の涙」はアルアルで昭和演歌の定番テーマだが、議会のオジサン達がマスコミと一緒になって、女市長を追い詰めイジメるのも「大人げ」ない。

 市長の対応も火に油で「19、2秒」なんて名言を言うので炎上し「伊東劇場」は面白おかしく、さらに盛り上がる。

 ちなみに、男子200メートルの世界記録は「19、19秒」イク、イクでスゴイ。

「♪伊東に行くならサンハトヤ、電話は4126(ヨイフロ)」なんていう昭和のCMがあったな。

 話題の伊東市だが、これを機会に市長が観光キャンペーンで「♪温泉行くなら、伊東、みんなで192(イク二ー)」と歌えばウケる。

 寒いオヤジギャグだが、少しでも涼しくなればと、「猛暑お見舞い」です。

 (2025.8.16)アンブレラあつし

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