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その273

中東「マジ、ヤバイッス」

 前号で、大英博物館やルーブル美術館の「お宝」の事を書いたが、ルーブル美術館の「ミロのビーナス」や「サモトラケのニケ」はギリシャ彫刻の代表的な作品で、制作されたのは紀元前だ。

 美術科を受験したので鉛筆や木炭で何度もギリシャ彫刻の石膏像を描いたが、石膏デッサンは写実的に描くことが基本なので、点数がつけやすく実技試験に適している。

「ミロのビーナス」も「サモトラケのニケ」も地中海の小島のミロ島、サモトラケ島で発見されたらしい。

「ミロのビーナス」はオスマントルコが所有していたのをフランスが買ったという記録があるが、「サモトラケのニケ」は不明だ。

 盗品をドサクサにまぎれて「転売ヤー」がルーブル美術館に持ち込んだのか。昔から「転売ヤー」はいたのだな。

「ビーナス」は「愛と美の女神」で、「ニケ」は「勝利の女神」だが、私は長い間「サモトラケのニケ」は「サモトラ家のニケ」で、サモトラ家が所有していたと思っていた。

「いい年」して、分からない事は多くあるが、「サモトラ家のミケ」という猫はいないか。

「イソノ家の三毛」はアルアルだが「♪お魚くわえたドラ猫」にイジメられるな。

 大英博物館やルーブル美術館に限らず、世界の多くの博物館や美術館の所蔵品の中にも「転売ヤー」が絡んだ「転売品」があると思う。

 アメリカ人の個人コレクションで有名な、江戸時代の画家「若冲」の作品も「転売ヤー」の活躍があって、あれだけのコレクションがあるのか。

 ツーカ、骨董品や美術品のオークションって、「転売ヤー」の集まりじゃね。

 購入者が全部、美術愛好者とは限らない。「株」と同じで、安く買って高く売るビジネスの「転バイヤー」だ。

 地方美術館も世界的に有名な「名画」を購入すれば、値段が多少高くても「人寄せパンダ」になり、入場料で稼げる時代があった。

 パンダは生き物なので飼育が大変だが、「名画」は、それなりの施設に、ただ置けばいい。

 しかし最近はヘンな人が、売名行為で「名画」にイタズラをする事もあるので維持管理も大変だ。

 美術館が赤字になって「名画」を売ろうと思っても、大体は高値で買わされているので、安く買いたたかれる。

 もともと税金で「名画」を買おうというのは間違いで、今思うと税金の無駄遣いだ。

「転バイヤー」だが、コメを売買する人は「米屋」で「マイ(米)ヤー」か。安く買って、倍で売ると「倍ヤー」だな。

「備蓄米」放出が話題になり、スーパーに並んでありがたく買う人々の映像がテレビで何度も流されたが、「備蓄米」って税金で買ったので、もともと国民の物じゃね。

 公共の財産を無断で売ると「横流し」になるが、総理が任命した大臣がやるとオッケーなのか。

 早くからスーパーに並ぶ人の多くが、生活に本当に困っている人とは思えない。「続、コイズミ劇場」のエキストラにも見える。

 すっかり人気者のコイズミ大臣は、あたかも「米奉行」きどりだが、時代劇では、そろそろ「悪代官」や「米問屋」が正体をあらわす頃だ。

 取り込まれないないように気をつけなければならないが、実は既に「台本」があってマスコミも取り込まれ、最後は「これにて、一件落着」になり、みな忘れる。

 中東ではイスラエルとイランの対立が激化し、これ以上対立がエスカレートするとヤバイ。

「備蓄米」より日本国内の「備蓄石油」が心配になる。

「中東」の多少のイザコザは、昔からヤムナシだが、デカい戦争はマジ、ヤバイ。

「中途ハンパ」という言葉があるが「中東ハンパ無いっす」で、「イランに核兵器はイラン」し「イスラエルに戦争、イズ終える?今でしょ」と言いたいボクです。

 (2025.6.21)アンブレラあつし

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