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その266

イッタイなんなん、
ナンナンセイの風、風力3

 過日、上野の東京都美術館で行われている「ミロ展」の内覧会の招待券がきた。

 コロナの影響で長い間、内覧会とレセプションはなかったが、今回のミロ展から復活した。

 レセプションがあるということはタダで飲み食いできるので嬉しい。

 以前、上野精養軒の料理が出されるレセプションで、ハッシュドビーフが美味すぎて何度もオカワリした事がある。

 最初からレセプション会場に行って飲み食いするのはカッコ悪いし、ミロから「ちゃんと参加してミロ」と言われそうなので開会式から参加した。

 誰の展覧会だったか忘れたが、人気のある画家で開会式から人が多くて、なかなか展示会場に入れずにレセプション会場にも遅れてしまい、ハッシュドビーフが、まだ残っているかとアセッタ事がある。

 開会式の時点で展示会場入場口付近にいたほうがいい事を経験していたので、早めに開会式会場に入った。

 進行のテレビ朝日の美人アナウンサーにも近い場所で嬉しいが、やたら開会式が長くウンザリした。

 館長の挨拶は日本語なのだが、英語の通訳がイチイチ入るので長くなる。ミロ財団の代表も英語の挨拶で通訳が入る。

 来賓のスペイン大使はスペイン語で、これまた別の通訳が日本語訳する。

 やっと話しが終わったと思ったら、後援、協賛協力企業の朝日新聞や、大日本印刷、日本航空などの紹介が長々とあり、サッカーのFCバルセロナも特別協力で紹介される。

 ミロがFCバルセロナの旗のデザインをしたらしい。ずっと立っていたが、高齢者にはイスが必要な長い開会式だった。

 挨拶は紙に印刷して配ればいいし、後援協賛企業は招待状に印刷してあるのでカットしてもいいと思うのだが、ソーもいかないのか。

 ツーカ、美術展覧会もビジネスで各場面で宣伝が必要なのだな。

 音声ガイドはイケメンの岩田剛典で、明らかに「人寄せパンダ」だが、彼は今年36歳になるのでミ(3)ロ(6)にピッタリと、ボクも顔負けのオヤジギャグがパンフレットに書いてあって笑える。

 ちなみに展覧会の入場料は2300円で、音声ガイド機のレンタル料は650円と何かとカネをとる。

 これで出口付近にある販売コーナーで画集や記念グッズを買うと、相当な出費になるな。

 内覧会では無料で音声ガイド機も借りられるのだが、作品解説を聞いている暇はない。

 ミロの作品を、さっと見てレセプション会場に行ったが、ほぼ一番のりでサスガに気恥ずかしかった。

 シャンパンとかビール、ワインをカウンンターで各自取れるのだが、まず一直線にオードブルがあるテーブルに行った。

 ハッシュドビーフに「ダッシュ」ドビーフだが、ハッシュドビーフの大きな容器がないでないか。別のテーブルにもない。

 もしかしたら準備中で、これから出されるのかと待ったが出てこない。

 ザンネンだがしょうがない。ビールをグラス一杯飲んで、オードブルからサンドイッチとツマミになるものをとって食べ、混む前に会場をあとにした。

 次回からは紙袋持参で会場でオードブルを少しゲットして、上野公園のベンチで食べたいが不謹慎か。

 ミロの作品は、私の娘が幼稚園時代に描いた絵のようで、ドーって事ないが、この言い方はミロにも娘にも失礼で、バチがあたり「ザマー、ミロ」と言われそうだ。

 ゲージュツ評論家が、したり顔でイロイロ語る時代だが、芸術の批評とか評論ってイッタイなんなん。

 ナンナンセイの風、風力3なんて風に吹かれて、意味の無い言葉アソビをするボクです。

 (2025.3.15)アンブレラあつし


 

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