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その263

老人ど真ん中

 1月も、アットという間に過ぎた。振り返れば70歳になり、70年もアットいう間だったので、一年なんて「音速」の速さで過ぎる。

「オンソク」は音の速さだが、ブタが速く走るとトンソクになるのか。

 子どもの頃は、なかなか時間が過ぎなくて困った事もあったが、今はすぐに1日が終わる。

 最近は昼寝が日課で、早めに昼食を済ましベッドでNHKの「昼の憩い」を聞きながら寝てしまう。

 10分の番組なのだが、最後まで聞かずに寝落ちしてしまう事も多い。

「昼の憩い」のテーマソングは古関裕而の作曲で、懐かしく癒やされる。

 心が和む話題が中心でアナウンサーもゆっくり話し、懐かしい昭和のラジオの雰囲気だ。

 番組への投稿者も同年代で、共感する事が多い。お茶をすすりながら、「昼の憩い」を聞くのが昭和の正しい爺さん、婆さんだな。

 なんて「年寄りじみた」事を書いたが、既に年寄りなので「年寄りジミタ」わけでもなく、マジ老人だ。

「老後の楽しみ」だが老人が終わってもないのに「老後」っていうのは、「老中」にすると偉すぎるからか。

 米沢の有名な駅弁に「牛肉ど真ん中」があるが「老人ど真ん中」という駅弁はありませんから。

「老前整理」という言葉があるも、老前って40代、50代らしいので既に手遅れだ。

「生前整理」にすると死ぬまで片付ける事ができるので、安心していつまでやらないボクだが、今から日常的に「終活」している人は「しゅうかつ習慣病」なのか。

 なんて書いてみたが、今でも老体にムチ打って時々週末に上野公園に出没し水撒きアートをしている。

 やり始めて10年以上になるが、いまだに飽きない。かつて悪友から「金にもならない事を飽きずにやっているのはエライ」と褒められたが、「皮肉」を「褒め言葉」に受け取り、その気になっている。

 当初は上野公園の警備員からも白い眼で見られ、他の人の迷惑にならないようにと何度も注意された。

 仕事熱心な警備員だったのだろうが、私の活動が「テレビ番組」で取上げられたら、手のひらを返すように、すり寄ってきた。

 その変貌ぶりに呆れたが、これが世の中なのだな。テレビの出演料はいくらなのかと、しつこく聞いてくる。

 私は「芸人」ではなく「素人」なので出演料は無いと答えたが、なかなか信じない。

 次回は芸人と名乗って出演料も請求したほうがいいとアドバイスされた。世の中、やっぱ金なのだな。

 前記した「手のひら返し」だが、世の中、「手のひら返し」はアルアルだ。

 今までペコペコしていたのに、風向きが変ったり立場が変ると急に態度が変る。

「節操」が無いが、節操が薄い偉い人は「せっそう、たんぱく、太政大臣」だな。

 目先の事にとらわれ急な「手のひら返し」は、恨みを買い、やがて「倍返し」の報復を受けるので注意だ。

「♪お引っ越しのお祝い返しは、微笑みにして届けます」は、キャンディーズの「♪微笑み返し」だが、「♪おかしくって、涙が出そう」ってお菓子食って、涙が出たことはない。

「おすし食って」ワサビで涙が出たことはあるボクです。

 (2025.2.1)アンブレラあつし


 

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