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過日、行われた「古希の集い」に70名の参加者があった事は、前号にも書いたが、実は会場のキャパが72名(8名のテーブルが9卓)でギリギリ、キリギリスだった。
7月に会場予約した時点で、多くて60名、大体50名の参加者を予想し予約したが、想定外に多い。
直前の打ち合わせで、参加者が72名を超えると、今から会場変更はできないので、1卓に9名になりますと担当者に言われた。
急なキャンセルがあるように、急な参加者がいるかもしれない。予約してないからと言って、受付で非情に門前払いはできない。
なんて柄にも無く心配したが、老人になると小さな事でも妙に心配になる。
しかし、日頃の行いがいいボクなので、心配は杞憂に終わったが、キュウな参加者の心配はキユウだったな。
中学卒業30周年の合同同級会でクラス幹事を引き受けてから、プレ還暦、還暦、あと還暦、古希とずっと幹事をやっている。
クラスには他にも幹事の適任者が多くいるのだが、「暇なやつは、お前しかいない」と言われると返す言葉もなく、やるきゃない。
ツーことで過去の合同同級会の資料をみると各会の参加者は以下の通りだ。
◆卒業30周年合同同級会 1990年 8月13日 杉妻会館
74名 集合写真の女子の髪型や服装にバブル期の面影を感じます。
◆プレ還暦合同同級会 2012年 8月11日 福島テルサ
73名 東日本大震災、原発事故に、お構いなく集まりました。
◆還暦合同同級会 2014年 8月16日 ホテル辰巳屋
97名 担任の先生も参加していただき、先生の前では、みんな生徒になりました。
◆あと還暦合同同級会 2019年 8月17日 ラコパふくしま
53名 フォークダンスをやって、手を握っちゃたりして、言うこと無し。
◆古希合同同級会 2024年 11月30日 福島グリーンパレス 70名 「また、やりませんか」なんて、きっと、みんなの笑顔が嬉しかったんだね。
「古希の集い」の閉会時に突然4組のM君が挙手し、「2年後にまた合同同級会やりませんか」と提案があった。
即答はできないので、他のクラスの幹事と相談、検討しますと答えたが、「暇な人が準備して、暇な人が集まる」のか。
70歳になっても現役の医者など、エッセンシャルワーカーも多い学年で、ヒマな人の私は頭が下がる。
退職して「悠々自適」な方も多い。趣味を楽しむのもいいね。温泉もいいね。国内旅行、海外旅行もいいね。
でも、ヤッパ、同級会はいいね。高齢になっても昔のように心トキメクね。
心トキメクのはいいが、脈拍数が上がって心臓ドキドキには注意ですから。なんて老人になっても動悸不純なボクです。
冒頭に書いたキリギリスだが、「蟻とキリギリス」という有名な寓話がある。
私は蟻のようにコツコツと仕事をするタイプではなく、いつも締め切り、ギリギリッス。
(2024.12.21) アンブレラあつし |