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その26

水で無駄描き、文字で無駄書き

 MR.Habaneには、いつも適切な写真をアレンジしてもらい感謝している。

 おまかせは申し訳ないが私が選ぶよりははるかにいい。

 どんな写真を使うのか楽しみにもしている。

 四百字詰原稿用紙は昭和だ。

 四百字詰原稿用紙三枚以上の課題だったら、とにかく三枚目に辿りつかなければならない。

 一行でも三枚目にかかれば提出できるが、さすがに一行だけでは子ども心に大人げないと思う。

 二枚半に近い所で終わりたい。

 そのためには、いろいろと工作する。

 やたら句読点を多くして一文を伸ばす。

 やたら行を変えて行をかせぐ。

 字詰だが詰まってはいない。かなり風通しがいい。

 この作戦で原稿用紙のハーフラインを超えたらタッチダウンだ。

 突然に終わるので変な文だが出せばいい。

 「出せばいいというものではありません」と先生がいうので授業の終わりぎりぎりにすばやく出す。

 早く出すとよく読まれるので困ると思っての作戦だが、早く出しても遅く出してもよくは読まれなかったかもしれない。

 子どもの頃から無駄な事をしていた。

 今も無駄に水を撒いている。

 アラブの国だっら死刑とはいかなくてもムチ打ちだ。と思うのは私が無知だからか。

 アラブは水がアブラより貴重だ。

 暇をつぶすことをアブラを売るというがアラブは水を高く売っている。私は水を打っている。

 暇をつぶす事と暇をつぶやく事は同じ事か。アラブとイスラエルは水とアブラか。

 イスラエルの水を熱すると「ゆだ」になる。

 戯言を書きながら行を稼ぐ。

 きのきいた写真があれば百聞は一見にしかずで、無駄な文章はいらないが写真がないので冗長した文がだらだら続く。

 パソコンに「genkouyousi」で入力しても「現行容姿」とか「言行よーし」とは変換しない。

 私の頭の中で変換し文字化けする。

 日本語をロシア語に変換すると北方領土変換になるのか。

 北方領土は八方ふさがりで打つ手がない。

 尖閣も竹島も元は領土だったが戦争に負けたので取られてもしかたないが敗戦ではなく終戦にしたので未練がある。

 負けたと思えば罰ゲームであきらめもつく。

 領土は力関係で固有の領土などよく考えればもともとない。

 中国は長い歴史の中で統一したり分割したり膨張したり縮小したりしている。今は膨張期だ。経済力も日本を抜いた。

 かつて日本も領土を膨張したが日本人は忘れっぽい。中国4000年の歴史の振り返れば、まだまだマックスには至らない。

 また中国からすればアメリカは日本国内に多くの基地をもちグアムなども領土にして本土から十分膨張している。

 日本は戦争に負けて手のひらをかえすように親米になったが中国はそうはいかない。4000年の意地がある。

 中国もロシアもアラブの国も親米になれば世界は平和になるが、そう簡単ではなく反米活動はもぐらたたきのように、あちこちで起きる。

 根本的な原因は文化や宗教ではない。冨の不平等だ。

 人は衣食足りて礼節を知る。衣食住に不平等があれば不満や恨みが増す。話はまじ政治になってきた。

 政治といえば18歳選挙権になるが感慨深いものがある。

 私が高校で左翼にかぶれていた頃、教師側の指導の根拠になったのが高校生の政治活動禁止の文部省通達だった。

 未熟なので政治活動はできないというものだ。確かに未熟だったが今
の高校生もかなり未熟だ。

 国会では全員賛成で採決され文部省通達を見直すらしい。

 一票の権利と引き換えに多くの責任を子どもに押しつける。

 さんざん借金した政治をしておいて今度からは一緒にねと猫なで声ですりよる。やる事がおぞましい。

 日本に未来はあるのか。

 福島の双葉の方にそんな学校があるらしい。

 山のあなたの空遠く幸い住むと人のいう。

 山のあなたは山の貴女でも山の穴たでもない。「あなた」は「かなた」のことらしい。

 山のかなたに未来はあるのか。

 過去がそうであるように未来が幸せであるとは限らない。

 未来志向というが未来も思考錯誤だ。私の頭は時代錯誤だ。

 これで原稿用紙何枚になったろう。

 たぶん二枚半は超えたので強制終了するが写真はおまかせなので心苦しい。

 (2015.6.24)アンブレラあつし

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