前号でスーパーのレジでイライラする体験を書いたが、それ以外にもイラッとする事はよくある。
歳をとると「人間、まるくなる」というが、実はそーでもない。反対に怒りっぽくなったり涙もろくなったり、感情の起伏はアルアルだ。
個人差はあるが高齢化に伴う老化現象で、しだいに脳細胞が萎縮して感情をコントロールする脳機能が低下するらしい。
さらに超高齢化してボケてしまえば喜怒哀楽の感情も薄れるが、そこまでの道のりはけっこうあるので、意識的な感情コントロールは必要だ。
今さら感情コントロールができなくて、回りに迷惑をかけたくない。
感情のおもむくままの言動は、失言や失敗につながり大損するが、「感情」で高い「勘定」を支払うようになるので要注意だ。
車を運転してもイラッとする事がアル。路上駐車が多くて運転に気をつかうが、昔に比べると今は、やたらに配達の車が多い。
駐車スペースがあるのなら、短時間でも、まずは駐車場に入れてほしい。いろいろと配達の事情があるのだろうが原則は原則だ。
また、信号が青に変ったのに、なかなか前の車が発進しないとイラッとする。
クラクションを鳴らすのも、勇気がいるのでしばらく待つが、よく観察すると携帯電話をかけていたりしてムカつく。
車は英語で「カー」だが、運転すると時々「カー」っとして寛容さが無くなるのは、何かドライバー特有の心理的な理由があるのか。
ネジまわしのドライバーにプラス、マイナスがあるように、運転手のドライバーにもプラス、マイナスがいる。
「♪交差点では隣の車がミラーをこすったと、怒鳴っているから私もついつい大声になる」「♪ばかにしないでよ、そっちのせいよ」は山口百恵の歌だ。
今はドライブレコーダーがあるので、「そっちのせい」とか言い争いは少なくなりそうだが、「こっち」と「そっち」のドライブレコーダーがあるので、よけいに複雑になる事もある。
「♪プレイバック、パート2」だが、人生の巻き戻しはできない。
ツーカ、カセットテープからCDになったが、デジタルでも「巻き戻し」って言うのか。「♪デジタルはカシオ」だが「タルタルはソース」っす。
「人間まるくなる」だが、腹回りが太ってまるくなり、こまる。
今月末の土曜日には、中学校の古希の集いがある。カッコよく、スーツを着て参加しようと思っていたのだが、しばらくぶりに出したスーツのズボンがきつい。
今さら新しいスーツを新調しても、これから着る機会を考えるとコスパが悪い。
「普段着で」とも思うが、カッコよい「普段着」もない。
今まではお盆に合せて夏に開催していたので、服装で悩むことは無かった。
西口のイトーヨーカドーは無いので、イオンで歳相応のカッコよい服を選びたいが、会に参加した同級生が同じ服を着ていたりすると気まずい。
以前から市民健診で担当医から、体重と腹部回りの改善を指摘されていたのに聞き流してきたバチがあたったな。
「人間、歳相応にまるくなる」ことは大事だが、まるくなり過ぎてもこまる。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」だが、古希過ぎたれば、次の75歳のコッキ高齢者に及ぶ事もできるのか。
※後期高齢者の後期とコッキでダジャレてますが、笑いの押し売りをしないと脳機能が低下するボクです。
(2024.11.9)アンブレラあつし |