前号で「シャドーボクシング」を「ジャドーボクシング」なんてダジャレてみたが、たいして面白くもないか。
相手を想定して一人でパンチの練習をするのがシャドーボクシングだ。
「ジャブ、ジャブ、左ストレート、右アッパー」と連続パンチで相手をノックアウトするイメージで練習する。
私のブログも、「ジャブ、ジャブ」と軽くダジャレを書いて、読者をニンマリとさせ、「ストレート、アッパー」と思わず笑うダジャレを書くのが理想だが、なかなか難しい。
面白いダジャレやオチがないまま、長々と冗長なブログになってしまう事も多い。
文章は簡潔さが大事なのにウケ狙いで、よけいな事も書いてしまう悪いクセもある。
ボクシングだが昭和おじさんにとってボクサーといえば、ファイティング原田、藤猛、輪島功一、ガッツ石松、具志堅用高などなどだ。
最近のボクサーはよく分からない。ツーカ、あんま興味ない。
藤猛は「岡山のおばあちゃん」、輪島功一は「かえる跳びパンチ」、ガッツ石松は「OK牧場」、具志堅用高は「カンムリワシ」など今でも印象深い。
昭和のボクサーはチャンピオンになりたいというハングリー精神がむき出しで「拳闘」という言葉がぴったりしたが、最近はそーでもない。
ボクシングもショービジネス化して、ボクサーはタレントのような華やかさはあるが、「アシタのジョー」のような昭和の泥臭さがない。
「アシタのジョー」は「昭和のジョー」で、過去の話しになってしまったのだな。
ファイティング原田はバンタム級チャンピオンだったが、「バンタム」ってニワトリのチャボのことらしい。
歳を重ねても知らない事はまだまだある。
最近は年末になると恒例のNHKの紅白歌合戦に対抗して、テレビで各種格闘技合戦が行われるが、ツマラナイので見ることはない。
昭和おじさんにとっては格闘技と言えばキックボクシングで、沢村忠だ。「真空飛び膝蹴り」なんていう大技が懐かしい。
子どもの頃、相撲やプロレスごっこはよくしたが、キックボクシングやボクシングは危ない。一歩間違うと大怪我をする。
学生の頃、親が金持ちの友人が都心のマンションに住んでいて、たまに遊びに行った。鉄筋なので多少音を出しても問題ない。
友人二人が、ふざけて手に座布団をまいてボクシングごっこを始めた。はじめはジャレあっていたが、しだいにエキサイトし一発まともにパンチが当たって、本気モードになり止めるのが大変だった。
「闘争本能」は文字通り「本能」で突然現れる。
水タオルで頭を冷やし冷静にさせたが、今思うと、あの二人、もともと互いに何か恨みがあったのかもしれない。
サイモンとガーファンクルの歌に「♪ボクサー」という曲がある。
いいメロディーだと思っていたが、ネットで歌詞を調べるとさらにいい。
「♪サウンドオブサイレンス」「♪ミセスロビンソン」みんな昭和青春のBGMで、いまだに昭和から「卒業」できない「昭和留年中」のボクです。
(2023.3.11)アンブレラあつし |