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その210

だるまさんが、コロナだ

 前号で「♪飾りじゃないのよ涙は、ホーホー」なんて書いたが、正しくは「ハッーハ−」だった。

「ホーホー」では、フクロウの鳴き声になってしまう。

 安易に確かめもせず書いてしまうのは高齢のせいではなく、昔からのアバウトな性格のせいだが、独り善がりな思い込みには注意だ。

 フクロウだがフクロウの母は「おふくろさん」になるのか。

「♪おふくろさんよ、おふくろさん」は森進一の歌だが、あとの歌詞が「♪いつかは、世の中の傘になれよと、教えてくれた」って、スゴイ母の教えだ。

 私は世の中の「傘」には、なれそうもないが帯状疱疹で肌が「カサカサ」になってしまった。

 今でも腕に違和感があるが、後遺症で神経痛が持病となり長く続くことがあるらしい。

 昔、年寄りが、体のあちこちに痛みがあると「それ、神経痛」と言った時代があったが、私も神経痛持ちの年寄りになってしまったのか。

 帯状疱疹は再発することもあるらしく、腎臓結石に加えて新たな「時限爆弾」を抱えてしまった。

「おふくろさん」だが、「母さんの歌」という超有名な歌がある。

「♪母さんが夜なべをして、手袋編んでくれた」という歌い出しだが、「夜なべ」というのは夜食のことらしい。

 昭和前期のイメージなので夜食といってもカップラーメンではない。冬の季節なので個人的には「鍋焼きうどん」なんかがいい。

 山梨の郷土料理に「ほうとう」があるが、夜食をつくる親の愛に泣けて、涙で「ホートウ」が箸でつかめずトホーにくれるホートー息子のボクです。

「♪木枯し吹いちゃ冷たかろうて、せっせっと編んだだよ」と続くが、紋次郎の突然の訪問はありませんから。

 私が「誰の手袋を編んでるの?」と聞けば、福島弁で「あんだだよ」と答えるオフクロさんだ。

「♪おとうは土間で藁打ち仕事」とあるが「出稼ぎ」のほうが現金収入になる。

「♪ふるさとの冬はさみしい、せめてラジオ聞かせたい」だが、オールナイトニッポンやセイヤングは聞かない。

「♪かあさんのアカギレ痛い、生味噌をすりこむ」って、「傷口に塩を塗る」と同じで、よけい痛いではないか。せめてオロナインを塗ってほしい。

 オロナイン軟膏だが、昭和のホーロー看板全盛時代に大女優の浪花千栄子が宣伝していた。

 ネットで調べたら浪花千栄子の本名は南口キクノで「なんこう、きくの?」になるらしい。

 世の中には昔からダジャレが好きな人がいる。

 オロナイン軟膏は「痔」にもきくらしい。

 CMの中で浪花千栄子が「痔でっかー」と言って、「痔にもオロナイン」なんて言うフレーズがあったような気がする。

 ジーさんが興奮して切れると「キレジー」なるが、軟膏を塗ると冷静になって怒りが治まるのか。

 オロナイン軟膏は大塚製薬で、オロナミンCドリンクも大塚製薬だ。

 大村崑がCMをしていて、「おいしいとメガネが落ちるんですよ」とか言っていたが、あれって「美味しい」ジャンルなのか。

 CMの中で美味しい飲み方として、牛乳でわったり生卵を混ぜたりして飲む方法が紹介されていたが、どー見ても美味そうではない。

 メガネが落ちるのでなく味が落ちると思うが試したことはない。

 大塚製薬がコロナにきく新薬を開発したら、塗り薬は「コロナイン」で飲み薬は「コロナミンC」なんちゃって。

「だるまさんが、コロナだ」なんていう令和アソビを妄想する昭和コドモの私です。

 (2023.1.14)アンブレラあつし

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