前号で「♪飾りじゃないのよ涙は、ホーホー」なんて書いたが、正しくは「ハッーハ−」だった。
「ホーホー」では、フクロウの鳴き声になってしまう。
安易に確かめもせず書いてしまうのは高齢のせいではなく、昔からのアバウトな性格のせいだが、独り善がりな思い込みには注意だ。
フクロウだがフクロウの母は「おふくろさん」になるのか。
「♪おふくろさんよ、おふくろさん」は森進一の歌だが、あとの歌詞が「♪いつかは、世の中の傘になれよと、教えてくれた」って、スゴイ母の教えだ。
私は世の中の「傘」には、なれそうもないが帯状疱疹で肌が「カサカサ」になってしまった。
今でも腕に違和感があるが、後遺症で神経痛が持病となり長く続くことがあるらしい。
昔、年寄りが、体のあちこちに痛みがあると「それ、神経痛」と言った時代があったが、私も神経痛持ちの年寄りになってしまったのか。
帯状疱疹は再発することもあるらしく、腎臓結石に加えて新たな「時限爆弾」を抱えてしまった。
「おふくろさん」だが、「母さんの歌」という超有名な歌がある。
「♪母さんが夜なべをして、手袋編んでくれた」という歌い出しだが、「夜なべ」というのは夜食のことらしい。
昭和前期のイメージなので夜食といってもカップラーメンではない。冬の季節なので個人的には「鍋焼きうどん」なんかがいい。
山梨の郷土料理に「ほうとう」があるが、夜食をつくる親の愛に泣けて、涙で「ホートウ」が箸でつかめずトホーにくれるホートー息子のボクです。
「♪木枯し吹いちゃ冷たかろうて、せっせっと編んだだよ」と続くが、紋次郎の突然の訪問はありませんから。
私が「誰の手袋を編んでるの?」と聞けば、福島弁で「あんだだよ」と答えるオフクロさんだ。
「♪おとうは土間で藁打ち仕事」とあるが「出稼ぎ」のほうが現金収入になる。
「♪ふるさとの冬はさみしい、せめてラジオ聞かせたい」だが、オールナイトニッポンやセイヤングは聞かない。
「♪かあさんのアカギレ痛い、生味噌をすりこむ」って、「傷口に塩を塗る」と同じで、よけい痛いではないか。せめてオロナインを塗ってほしい。
オロナイン軟膏だが、昭和のホーロー看板全盛時代に大女優の浪花千栄子が宣伝していた。
ネットで調べたら浪花千栄子の本名は南口キクノで「なんこう、きくの?」になるらしい。
世の中には昔からダジャレが好きな人がいる。
オロナイン軟膏は「痔」にもきくらしい。
CMの中で浪花千栄子が「痔でっかー」と言って、「痔にもオロナイン」なんて言うフレーズがあったような気がする。
ジーさんが興奮して切れると「キレジー」なるが、軟膏を塗ると冷静になって怒りが治まるのか。
オロナイン軟膏は大塚製薬で、オロナミンCドリンクも大塚製薬だ。
大村崑がCMをしていて、「おいしいとメガネが落ちるんですよ」とか言っていたが、あれって「美味しい」ジャンルなのか。
CMの中で美味しい飲み方として、牛乳でわったり生卵を混ぜたりして飲む方法が紹介されていたが、どー見ても美味そうではない。
メガネが落ちるのでなく味が落ちると思うが試したことはない。
大塚製薬がコロナにきく新薬を開発したら、塗り薬は「コロナイン」で飲み薬は「コロナミンC」なんちゃって。
「だるまさんが、コロナだ」なんていう令和アソビを妄想する昭和コドモの私です。
(2023.1.14)アンブレラあつし |