帯状疱疹にかかり完治するまで、二週間以上かかり痛い目にあった。
右上半身に疱疹ができ、右腕に夜も眠れないくらいの鈍痛が走る。
病院に行って薬を山ほどもらい朝、昼、晩と服用したが簡単には治らない。
約二十年前に腎臓結石で約三週間入院、手術した以来の「大病」だ。
痛み止めを飲んでも効果がなく、このままだと右腕が使えなくなるのではと不安になった。
利き腕の右腕が使えなくなれば、今までのような「水撒き芸術活動」もできなくなる。
私の芸術活動も、いよいよ終わりになるのかと不安になった。人生の楽しみがなくなってしまう。
一時落ち込んだが、右手がダメなら左手を使えばいいか。
紙に繊細な形を線で描くようなマジメな画風でもないので、左手でも練習すれば可能かもしれない。
左利きだが「♪私の私の、彼は左利き」なんて歌や、「♪私ピンクのサウスポー」なんていう昭和の歌もあったな。
今の歌の歌詞はちっとも頭に入らないが、昭和の歌詞やリズムは簡単には忘れない。
昭和の歌はすぐに唱和できる。頭が「昭和」に変身する時に、ウルトラマンは「ショーワッチ」と言うのか。
「♪光の国から僕らのために、来たぞ我らのウルトラマン」は、勧善懲悪の典型で「水戸黄門」と同じいつもの展開だ。
ツーカ、昔話の桃太郎から「勧善懲悪」が物語のお約束で、「完全超悪」で悪が善に勝ってしまっては、番組スポンサーがつかない。
最後は何事もハッピィーエンドが大事で、ハッピィーに終わらないと寝付きが悪くなる。
「終わり良ければすべて良し」なんて言葉もあるが、「結果より過程が大事だ」なんて言う人もいて、実は、よく分からない。
人はそれぞれに思いつきでカタール、ワールドカップだが、日本の目標はベスト8だった。
当初の目的を達成できなかった森安監督だが、今は国民的英雄になっている。
ドイツやスペインに勝ったので、コスタリカに負けた事やベスト8になれなかった事は、みんな帳消しになったのだな。
これで、もしクロアチアが優勝でもしたら、クロアチアに惜敗した日本は「超ザンネン」で、日本人は嬉しいが、クロアチアはアルゼンチンには負けた。
こうなったら優勝アルアル、アルゼンチンが優勝して欲しい。
メッシが大活躍のアルゼンチンだが、彼にとってPKなんて、朝メッシ前なのか。簡単に蹴ってゴールに入れてしまう。
確かにメッシはスゴイが、やっぱ昭和おじさんにとっては、アルゼンチンのサッカー選手といえばマラドーナで、日本のサッカー選手といえば釜本だが、カマモトって陶芸の窯元ではありませんから。
釜本が活躍したのは、1968年のメキシコオリンピックのサッカー競技で、三位決定戦でメキシコに勝ち、マサッカーの銅メダルを得たが、他の競技の活躍に隠れてあまり話題にならなかった。
ベスト16で大騒ぎしている今とは雲泥の差だが、今のマスコミは何かと話題を探しては、悪乗りしてハシャギ、大袈裟に報道する。
「煽り運転」という言葉があるが「煽り報道」があたり前の時代になっている。
にわかサッカーファンの「手のひら返し」が話題になったが、昔から一番の手のひら返しはマスコミで、「踊る阿呆に、見る阿呆、同じ阿呆なら、踊らにゃ損、損」と渋谷スクランブルに若者達を煽りヤラセ報道をする。
サッカーで「手のひら」を使えば、イエローカードやレッドカードで、最悪「退場」だ。
レッドカードで退場になり放心状態になると「タイジョー・ホーシン」だが、私の「帯状疱疹」とは違いますから。
(2022.12.17)アンブレラあつし |