前号の「♪浪花節だよ、人生は」の一節「♪飲めと言われて、素直に飲んだ」は、「パワハラ」になるし、「♪肩を抱かれて、その気になった」は男性同士でも「セクハラ」になることがある。
昭和は「終身雇用制度」があって離職率も低かったが、それだけではなく、当時の上司は何かと親身になって相談にものってくれた気がする。
それがウザくて、次第にドライな人間関係の社会になってきたのだが、ドライな関係がさらに進むと「スーパードライ」になるのか。
アルコール成分のないビールを「ノンアル」とか「フリー」ともいうが、職場の人間関係もコロナの影響もあり「ノンアル」で「フリー」な関係になって、今は酒を伴う濃厚な人間関係は嫌われる。
昭和の「濃厚接触」が身についた飲み会は、二次会三次会は普通で、一次会で帰ろうとすると「つきあいが悪い」と指導されたが、昭和をひきずる濃厚オジサンは「隔離」され若者からは敬遠される世の中だな。
昭和オジサンが「アルコールフリー」を飲み放題のフリードリンクと勘違いしてしまう事もよくアルアル、アルコールだ。
オジサンは「飲み放題」が嬉しくて飲み過ぎ、翌日は二日酔いで胃薬を飲むようになるが、胃薬飲み放題のドリンバーはないか。
前記したパワハラやセクハラなどのハラスメントだが、恨みを晴らすを事を「ウラハラ」とはいいませんから。
恨みだが、T教会への恨みが元総理殺害の動機につながったらしい。
元総理の死去で、生前はマスコミが「忖度」して報道しなかった事がイロイロと出てきたが、マスコミも「損得」で「忖度」してきたのだな。
江戸時代の偉人に二宮金次郎、別名「二宮尊徳」がいるが、現代は「尊徳」は死語になり世の中「損得」や「忖度」になっている。
政治家と各種団体は「ウラハラ」の関係で、各種団体は確実な票につながるので政治家は、それぞれの立場で労働組合や宗教団体などの団体に接近する。
各種団体も自分達の利益のために政治家を利用できるので、「票」という餌をまいて、政治家を引き寄せる。
「票」という餌に群がる政治家も「節操」がないが、選挙で当選しなければ、政治家もただのオジサン、オバサンになるので必死だ。
民主主義の仕組みは多数決で「数」は力だ。そのためには何でもありの世界で、キレイゴトではすまないが、最低限の「節操」がないと亡国につながる。
「節操」だが「せっそう関白太政大臣、藤原のドンガバチョ、ゴム長」なんて「せっそう」のない昭和のダジャレを考えるボクです。
恨みについて「女の恨みは恐ろしい」なんていうが、男の恨みも恐ろしい。ツーカ、恨みに男女は関係ない。
最近、私も自分の知らないところで、誰かに恨まれているのではと心配になることがある。
このさい、この場をかりて、「今までの無礼、悪行をお詫びします。ゴメンネサイ」と謝罪したいが、言葉が軽すぎるか。
贖罪の旅に「お遍路」がある。知人が退職後に四国八十八カ所のお遍路に行ったらしい。
話しを聞くと相当な苦行だが、彼はよっぽど悪い事をしてきたのか。
「お遍路半日早回りコース」があれば参加して「贖罪」したいが、全行程徒歩のフルコースは私には絶対無理だな。
今は100メートルも歩きたくないので車を使うが、50メートルなら頑張って歩ける。
「五十歩百歩」だが、百歩は五十歩の倍で「五十歩百歩」なんて一緒にはできない。
「♪一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる」だが、高齢者には歩行訓練の応援歌に聞こえる。
「♪人生はワンツーパンチ」なんて歌うが、今の私はワンツーパンチを受けたら立ち上がれない「ワンツーピンチ」だ。
(2022.7.30)アンブレラあつし |