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その189

二度あることは三度ある。

 前号で「男は度胸より、妥協」ちなみに坊さんは「読経」なんて、相変わらず不謹慎なダジャレを書いたが、ウクライナでは亡くなった多くの市民、兵士が神父に「読経」されることもなく埋葬されているのか・・・。

 あるいは弔いも埋葬もされていないのかもしれない。

 停戦に向けての話し合いは継続しているらしいが、戦況は流動的で戦死者は増える一方だ。

 1945年にアメリカが広島、長崎に原爆を投下したのは「戦争終結」のためらしい。

 戦争を早く終結させるために、民間人だろうが子供だろうが関係なく「ピカドン」と一発やって、日本人を「戦意喪失」させ、降伏させて太平洋戦争が終わった。

「カミカゼ特攻」や「一億火の玉」「本土決戦」、最後まで戦う日本人
には、原爆もヤムナシ。

 これ以上、自国の兵隊の犠牲者を増やさないためにもヤムナシ。だったらしい。

 当時の米国のこんな作戦を、今のロシアがマネをすると「大惨事」でダイサンジ世界大戦だ。

 ロシア軍がウクライナ軍を相手に苦戦している。ウクライナ兵の祖国愛による勇敢な戦いぶりが、日本も含めた西側マスコミはよく報道する。

 しかし冷静に考えると、ロシア軍が苦戦している最大の理由は、ウクライナ軍にアメリカをはじめNATOが、強力に軍事支援をしているからだ。

 武器支援だけでなく情報提供や軍事訓練まで指導支援している。

 大国ロシアを相手に戦う、ウクライナのゼレンスキー大統領は「英雄」のようだが、うがった見方をすればNATOの勢力バランスために、西側に利用されている「役者」にも見える。

「火に油」で、西側が戦争に武器弾薬を含めて支援すればするほど、戦火が広がり犠牲者が増える。

 そして、しだいに「戦争終結」のための「最終兵器」の利用のシナリオが検討され、第二のヒロシマ、ナガサキになってしまえば最悪だ。

 西側もロシアも第二次大戦のような世界戦争は望んでいないと思うが、想定外に戦争が拡大することは、アルアルだ。

 結局は、ウクライナ国民が一番ヒドイメにあって、戦争は終結するような気がする。

 今は世界から同情され支援されているので、引くに引けなくツライ立場だ。

 西側とロシアの代理戦争なのに、人道支援の美名のもと、デモや募金、支援コンサートなどやるヒマ人が西側には多くいるが、自己満足の無責任な支援活動は、当事者をかえって苦しめる事もある。

「力による国境線の現状変更は許されない」なんて、キレイゴトをノタマウ人がいるが、古代ローマ帝国以前から、世界は力による国家の膨張と縮小の歴史で、今後も同じだ。

 旧ソビエトがペレストロイカの変革でロシアになり、弱くなったので旧東側の国々の多くが西側になったが、ロシアにすれば今回は、そのリターンマッチだ。

 ボクシングで、大量にパンチをウケるとパンチドランカーという後遺症が残るが、戦争も早くタオルを投げ「レフリーストップ」させないと、「遺恨」という後遺症が永遠に残る。

 プーチンは柔道の有段者らしいが、彼に「やめ」と言って戦争を中断させ、正坐させて彼に「指導」できる人はいないのか。

 講道館創設者の嘉納治五郞ならカノウなのだが。

 ゼレンスキ-は、元「喜劇役者」らしいが、ウクライナ国民が「笑顔」になり、幸せになる台本と演技はできないのか。

 西側台本のピエロになり、国民を怒らせ悲しませる「悲劇役者」になってはいけない。

 悪い予感だが、いつか頼りの西側にハシゴをはずされステージから降ろされる日がくる。

 第一次世界大戦、第二次世界大戦、「二度あることは三度ある」「三度目の正直」なんて悪い「冗談はヨシ子さん」だが、中山プロは「リツ子さん」だ。

「♪リツ子さん、リツ子さん、さわやかリツ子さん」。

 耳にいつまでも残る昭和のフレーズだが、「♪戦争が終わって僕らは生まれた」が「♪戦争が生まれて僕らは終わった」なんていうフレーズの歌を若者に歌わせてはいけない。

 早く戦争をフリーズさせてほしい。

 (2022.3.26)アンブレラあつし

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