冬季オリンピックが終わった。
以前にもシツコク書いているが、昭和ノスタルGさんの「本当のオリンピック」は、夏は昭和36年の東京オリンピック、冬は昭和47年の札幌オリンピックだ。
ちなみに私の「本当の空」は、安達太良山の上にある空です。
札幌オリンピックの記憶は、スキージャンプの笠谷選手、フィギアスケートのジャネット・リンで他には思い浮かばない。
ジャネット・リンはブロンドのショートカットの女の子でリンクで転んだが、演技のあとの素敵な笑顔が印象的だった。
昔、私が教師の頃、生徒に「笑ってごまかすな」なんて指導した事があったかもしれないが、今思えば、未熟な教師でジャネット・リンのコーチには絶対なれない。
ツーカ、今でも未熟なボクだが、一人前になれずに半人前の未熟な人間を「半熟人間」とは言わないな。
飯坂温泉では半熟卵を「ラジウム卵」という名で売っている。
「ラジウム卵」は飯坂温泉だけが使える商標と聞いていたが、他県
の道の駅に行ったら、ご当地の温泉卵が「ラジウム卵」の商標で販売しているではないか。
郷土愛に燃えるボクなので、ここは強く店員に抗議したかったが、見
た目のパッケージもよく値段も安いのでお土産に買ってしまった。
しかもウマイ。←(おいっ!)
コロナ禍でもグルメブームは相変わらずだが、「ウマイ」って値段との相関関係があると思う。
ミシュラン格付けが話題になるが、ミシュラン調査員は、値段は「見知らん」の方針なのか。
「この値段にしては・・・」という評価基準もほしい。
料理にもコスパという観点が必要だが、タコスパというメキシコ料理はないか。
タコスに酢ダコをあえるとタコスダコになるな。
話はオリンピックに戻るが、夏のオリンピックも冬のオリンピックも、昔はなかった曲芸みたいな新種目が増えている。
このまま曲芸種目が増えるとオリンピックサーカスになってしまって、曲芸に適応しやすい子供の選手が増えていく。
子供でも「プロ」になると仕事なので「労働」だが、児童福祉法や労働基準法に抵触しないのか。
今回もドーピングが問題になっているが、「勝つためには手段を選ばず」の成果主義は、「金のためには手段を選ばず」の時代を象徴している。
困ったもんだが、とっくの昔に「アマチュアスポーツ」なんて死語になっている。
「百害あって一利なし」という諺があるが、スポーツ界のドーピングは「薬害あっても、百利あり」の世界だ。
今回、女子のカーリングは銀メダルだったが、前回の札幌オリンピックの時にも、カーリングという種目はあったのか。
間もなく90半ばになる年老いた私の母が、テレビのカーリングを見て、カーリングのルールを私に聞いてくる。好奇心があるのは大事な事だが説明が難しい。
ボーリングとビリアードを合わせたような競技だと説明したが、今度は「ビリアードって何」とまた聞いてくる。
いまさら新しい事を学習する必要もないのだが、母はテレビを見るのが好きなので、あと4年長生きすると、また同じ事をシツコク聞かれるな。
ちなみ中国語ではカーリングは「氷上溜石」とか「氷上溜石遊技」というらしい。
日本語はカタカナを利用して、そのまま「外来語」という日本語にできるので便利だが、過度に横文字にたよると「外来種」に溢れ日本語が「絶滅危惧種」になるので注意だ。
なんて偉そうな事を書いたが、そういう私も日本語をミダシテいる外来系か。
外来系だが「発熱外来」のお世話にはなりたくない。
コロナ第六派の次は第七派、そして第ハッパフミフミと、試練をフミ越えて生きるのが人生だが、他国の領土をフミフミしてはいけない。
日本も昔、中国の領土をフミフミして経済制裁にあい、ムカついて開戦した。
歴史は波のように繰り返し打ち寄せる。
(2022.2.26)アンブレラあつし |