寒くなった。寒くなると「地球温暖化」の心配もしなくなるが、北国では雪道の心配はしなければならない。
車のタイヤ交換だが、昔は自分でタイヤ交換をした。
ジャッキで車を上げて、タイヤを外し交換して、またレンチでボルトをしめる作業だが高齢者にはシンドイ。タイヤだけに、ベーリー、タイアドな作業だ。
無理してやったら寿命が縮まるので、この年齢になればタイヤ交換作業もリタイヤだ。
スタッドレスの前はスパイクタイヤで、その前はチェーンだが、ジャッキを使ってのチェーンの着脱も簡単ではない。
香港では雪は降らないが、道路が凍結したら元気なジャッキーチェーンにタイヤ交換を頼むしかないな。
オイル交換も昔は自分でしたが、老いるとオイル交換も面倒になる。昔は何事にもアバウトだったので、廃油は、そのへんに捨てた。
今はできない。見つかれば通報される。
また、若い頃は暇だったので、バッテリー交換とかエンジンの冷却水の補充とかしたものだが、今は全て業者にオマカセになっている。
できるのはウインドウオシャー液の補充くらいだが、面倒なので、夏場は水で代用している。
高齢になると車のメカやメンテに対して、学習する気力も体力もない。
次回の車検の前に、恐らくは人生最後の車の購入を考えているのだが、今の車のハイテクにはついていけそうにない。
エンジンをかけるのに「ボタンを押す」という方法に驚く。
車はキーを差し込んで回してエンジンをかけるものだと、長い間、思い込んでいた。
また、各種安全装置の機能がよく理解できない。昨日のことも思い出せないのに、多くの機能は理解できない。
車の安全装置は科学的な人間工学に基づくものだろうが、その仕組みをよく理解しないと、逆に危険だ。
高齢者になると運転中に、今まで経験したことのない音声や自動減速、エンジン停止でアセル。
アセルとアクセルを踏み間違える可能性がある。
昭和爺さんにはハイテクカーは似合わないが、「ガラケー」が無くなるように昭和の車「ガラカー」もやがて無くなるのか。
クラッチでギアチェンジをしたり、ドアハンドルを回してドアの窓を開けたりした手動式が懐かしい。
若者の「車離れ」が話題になっているが、昔の若者(高齢者)は「車離れ」ができなくて事故を起こし社会問題になっている。
私も免許返納を一時考えたが、車はヤッパ便利だ。
70歳過ぎても、車の運転をしている可能性が大だが、70歳といえば「古希」だ。
文字通り「古来、希なり」だが、今は世の中に70歳以上はザラにいる。
AKBの歌に「恋するフォーチュン、クッキー」という歌があるが、AKBのメンバーも70歳になると古希で、「恋するフォーチュン、コッキー」になるのか。
「AKB」は、秋葉原のアルファベットからの引用らしいが、昭和おじさん的には「AKB」は「赤羽」だな。
赤羽駅周辺には46歳くらいのオジサンが昼間から立ち飲み屋で酒を飲んでいるが、AKB46とは言わない。
アルファベットの略字だが、前号で「SDGs」なんていう横文字をつかった。
「持続可能な開発目標」が和訳らしいが、イマイチわからない。
よくわからないのにアチコチで使われている。
所詮は流行語なので「持続可能」な言葉にならないで、やがて消え去るだろう。
世の中は古来より「SGMJ」、諸行無常なのだよ。
(2021.12.4)アンブレラあつし |