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その181

世の中は「SGMJ」

 寒くなった。寒くなると「地球温暖化」の心配もしなくなるが、北国では雪道の心配はしなければならない。

 車のタイヤ交換だが、昔は自分でタイヤ交換をした。

 ジャッキで車を上げて、タイヤを外し交換して、またレンチでボルトをしめる作業だが高齢者にはシンドイ。タイヤだけに、ベーリー、タイアドな作業だ。

 無理してやったら寿命が縮まるので、この年齢になればタイヤ交換作業もリタイヤだ。

 スタッドレスの前はスパイクタイヤで、その前はチェーンだが、ジャッキを使ってのチェーンの着脱も簡単ではない。

 香港では雪は降らないが、道路が凍結したら元気なジャッキーチェーンにタイヤ交換を頼むしかないな。

 オイル交換も昔は自分でしたが、老いるとオイル交換も面倒になる。昔は何事にもアバウトだったので、廃油は、そのへんに捨てた。

 今はできない。見つかれば通報される。

 また、若い頃は暇だったので、バッテリー交換とかエンジンの冷却水の補充とかしたものだが、今は全て業者にオマカセになっている。

 できるのはウインドウオシャー液の補充くらいだが、面倒なので、夏場は水で代用している。

 高齢になると車のメカやメンテに対して、学習する気力も体力もない。

 次回の車検の前に、恐らくは人生最後の車の購入を考えているのだが、今の車のハイテクにはついていけそうにない。

 エンジンをかけるのに「ボタンを押す」という方法に驚く。

 車はキーを差し込んで回してエンジンをかけるものだと、長い間、思い込んでいた。

 また、各種安全装置の機能がよく理解できない。昨日のことも思い出せないのに、多くの機能は理解できない。

 車の安全装置は科学的な人間工学に基づくものだろうが、その仕組みをよく理解しないと、逆に危険だ。

 高齢者になると運転中に、今まで経験したことのない音声や自動減速、エンジン停止でアセル。

 アセルとアクセルを踏み間違える可能性がある。

 昭和爺さんにはハイテクカーは似合わないが、「ガラケー」が無くなるように昭和の車「ガラカー」もやがて無くなるのか。

 クラッチでギアチェンジをしたり、ドアハンドルを回してドアの窓を開けたりした手動式が懐かしい。

 若者の「車離れ」が話題になっているが、昔の若者(高齢者)は「車離れ」ができなくて事故を起こし社会問題になっている。

 私も免許返納を一時考えたが、車はヤッパ便利だ。

 70歳過ぎても、車の運転をしている可能性が大だが、70歳といえば「古希」だ。

 文字通り「古来、希なり」だが、今は世の中に70歳以上はザラにいる。

 AKBの歌に「恋するフォーチュン、クッキー」という歌があるが、AKBのメンバーも70歳になると古希で、「恋するフォーチュン、コッキー」になるのか。

「AKB」は、秋葉原のアルファベットからの引用らしいが、昭和おじさん的には「AKB」は「赤羽」だな。

 赤羽駅周辺には46歳くらいのオジサンが昼間から立ち飲み屋で酒を飲んでいるが、AKB46とは言わない。

 アルファベットの略字だが、前号で「SDGs」なんていう横文字をつかった。

「持続可能な開発目標」が和訳らしいが、イマイチわからない。

 よくわからないのにアチコチで使われている。

 所詮は流行語なので「持続可能」な言葉にならないで、やがて消え去るだろう。

 世の中は古来より「SGMJ」、諸行無常なのだよ。

 (2021.12.4)アンブレラあつし

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