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その180

ダジャレも「SDGs」

 前号で英国王室の事を話題にしたが、今のエリザベス女王の父は、映画「英国王のスピーチ」のモデルになったジョージ六世だ。

 吃音で国家元首として苦労したが、彼には兄がいて兄が王位返上しなければ、国王になることはなかった。

「吃音」ってドモリのことだ。私も、かつて少しドモルことがあったが、今はあの頃にモドルことはない。

 ジョージ六世が、国王にならなければ、娘のエリザベス女王も王位継承順位は、ずっとあとになり女王にはならなかっただろう。

 王位返上したエドワード八世だが、シンプソン夫人と共に、ドイツのヒットラーを表敬訪問している。

 第二次世界大戦直前の時期で、英国民からは大ヒンシュクだった。

 時代を読まない人は、空気も読めない人だが、日本にも空気を読めないH元総理がいる。

「ポッポ、ポッポ、ポッポ、ハトポッポ」と時々、ツイートするが世間はシラケル。

 今のエリザベス女王は国民的人気はあるが、歴史上、英国王室で一番に評価が高いのはヴィクトリア女王だ。

 今から約120年くらい前で、大英帝国の絶頂期だ。

「ヴィクトリア様式」という言葉があるくらいに一時代を築き、英国人の自慢の時代だ。約64年続いたらしい。

 日本に自慢の時代があるとするならば、いつになるのだろう。

 明治もスゴイが、昭和はもっとスゴイ。

「鬼畜米英」なんて唱えて、欧米列強に国家を上げて立ち向かった。

「鬼滅の刃」はアニメだが、当時は「鬼滅のヤバイ」時代だったな。

 日本は戦争には負けたが、その後の経済復興は世界の奇蹟で、「国民一丸、火の玉、敗戦リベンジ」だ。

「ジャパン アズ ナンバーワン」なんて本もベストセラーになった事があった。

 昭和天皇も在位64年間なので英国のヴィクトリア女王と並ぶ。

 昭和のヒーローは、「ヒーローヒト」なんて言ったら不謹慎か。

 ちなみに、昭和天皇は裕仁(ヒロヒト)で、平成天皇は明仁(アキヒト)、令和天皇は徳仁(ナルヒト)だが、次の天皇は「アノヒト」なんちゃって。

 こんなダジャレ、昔だっだら不敬罪で逮捕だな。今は「言論の自由」なので、何でもアリだが何事にも限度がある。

 言動にも限度があるので次回から自戒しよう。

 昭和天皇には「戦争責任」というイメージもつきまとうが、戦争で「大負け」しなかった英国には「戦争責任」なんていう、負のイメージの言葉は恐らくない。

 むしろ今でも「リメンバランス デイ」(英霊記念日)と称して、多くの国民が赤いポピーの花を胸に飾り戦没者を追悼する。

 赤いポピーの花は造花なのだが、日本でいえば「赤い羽根」みたいなもので、この時期になると街頭販売され売り上げは戦没者慈善団体に寄附される。

 この赤いポピーの花だが英国の白人の大人はホボ着ける。英国に暮らす有色人種は、国籍が英国でも、白人ほどは着けない。

 大英帝国の歴史は植民地支配の歴史で、それを支えたのが軍人だ。その軍人に英国の白人と同じような敬意を払えない気持ちはわかる。

 日本には英霊を追悼する靖国神社がある。毎回、政治家の靖国神社参拝をマスコミが取り上げる。

「公人ですか、私人ですか」なんていうマスコミの質問も馬鹿げているが、「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」なんて徒党を組んで
参拝するのも、何か子供じみている。信念があれば個人として粛々と参拝すればいい。

 靖国神社には「戦争賛美」の象徴なんて言って、批判的な意見もある。

 私も何度か行った事があるが、感じるものは「戦争賛美」でもない。むしろ、戦争の悲しさを感じる。

「リメンバランス デイ」は11月11日だ。第一世界大戦の終戦記念日だが、間もなく第二次世界大戦が起こる。

「歴史は繰り返す」、「二度あることは三度ある」にしてはいけない。

 私のダジャレは三回以上繰り返し使っているかもしれないが、今はやりの「SDGs」で持続可能なダジャレを目指しているボクです。

 (2021.11.20)アンブレラあつし

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