暑い日が続く。

　こう暑いと面の皮もアツくなるが、面の皮が厚くなっても暑さ対策にはならないな。むしろ熱がこもる。

　前号で前代未聞のエコオリンピックなんて言って、会場近くに選手テント村をつくり会場までは徒歩移動なんて提案したが、選手が聞いたらトホホの気持ちか。

　アスリートファースト改め、アスリート、サード長島なんても書いてはみたが、アスリート、セカンド土井や黒江も忘れてはいけない。

　川上監督のもとＶ９の巨人だが、令和の若者には「Ｖ９」ってＶ６の弟分のグループですかなんて言われそうだ。

　昔はスポーツといえば、野球そして相撲だ。

　昭和Ｇさん世代のとって野球、相撲が他のスポーツと違うのは、子供の頃それぞれにホボ体験していることだ。

「経験者は語る」で実際に経験するとテレビで見てもより興味深くなる。

　相撲だが最後に勤務した中学校で相撲大会に生徒を引率したことがある。

　部活動で相撲部はないのだが、個人的に相撲をやっている生徒が県大会に出場したいという事で、特設部にして引率した。

　その時に選手として福島市から参加していたのが、現在、幕下の若隆元と十両の若元春、幕の内の若隆景は、まだ小学生で兄たちの試合を見に来ていたと思う。

　父親は地元福島で、ちゃんこ屋を経営している元力士で、子供たちは大波三兄弟と呼ばれ人気がある。

　故郷力士の応援にはツイ熱が入り、勝っても負けてもテレビの前で、思わず声が出てしまう。

　白ボシ、黒ボシは相撲の勝敗だが、私は過去の罪滅ボシに余生をあてたい。

　相撲は他のスポーツと違って何かとミステリアスだ。頭はちょんまげで、褌姿、力士はシコをふむが、私の人生はドジをふんでいるな。

　相撲は日本古来のエンターテイメントで、相撲用語が日常的に使われる。

　勇み足、肩すかし、土俵際、大金星、がっぷり四つ、角番、一人相撲などなど他にもあると思う。

　角番だがフジテレビの人気女子アナウンサーはカトパンでカドバンではありませんから。

　なんて私のギャグは相変わらずの一人相撲だな。

　私の人生、勇み足や肩すかし、土俵際の連続だったが、運がいいので土俵を割らずに生きている。

　何でも中途半端で一つの事に、がっぷり四つに組んで取り組むことがなかったが、このままでは人生負け越し決定だ。

　できれば人生の金星をあげたい。

　人生の千秋楽も近いが、「先週楽」して今週も来週も楽したい性格なのでムリか。

　相撲のしこ名だが日本酒のラベルに、そのまま使えそうなものが多い。

　二本松出身の力士は「大七」や「奥の松」、福島市出身は「金水晶」にして、相撲を利用して福島県の酒を宣伝するのはどうか。

　昔、麒麟児とか大麒麟とかいう名の力士がいたが、キリンビールとは関係ないな。

「一番搾り」は相撲の技みたいなので却下。

　相撲には懸賞というのがあって大一番になると広告の入った懸賞旗をかざして、土俵を周回するが、皆様のＮＨＫは公共放送なので、急に遠方からの画面にスバヤク切り替える。

　懸賞旗で有名なのは永谷園や龍角散で、やはり漢字がカンジいいが、将来的に国際化がさらに進めば横文字表記の懸賞旗も出てくるのか。

　スターバックスは国際的な企業だが、スタバの広告懸賞に合う力士はスタバ山なんちゃって。

　猛暑の中、屋外でフライパンで自然の太陽光熱で目玉焼きをする実験をテレビでやっていたが、「巨人、大鵬、卵焼き」、人によっては「阪神、柏戸、目玉焼き」の昭和だったな。

　大鵬、柏戸が横綱で活躍した時代を「柏鵬（ハクホウ）時代」なんて、昔、言ったが最近は白鵬時代でモンゴル力士の活躍が目立つ。

　同じモンゴロイドなので基本同じなのだが、そろそろ日本人横綱も誕生してほしい。

「大関」という日本酒があるが「横綱」や「関脇」なんていう日本酒もあるのか。

　小結が投げられて土俵に転がると「コムスビ、コロリン」だな。

　来年に延期された東京オリンピック、コロナも心配だが暑さもかなり心配だ。

　この際、思い切って来年十月十日の開催に開催都市の東京が宣言してしまうのはどうか。

　例によってＩＯＣはじめ、各団体から文句がでるが、「参加できない国や人は参加しなくて結構です」と小池知事が冷たく言えばいい。

　違約金なんて言われたら「コロナ対策で金がないので、無い袖はふれません」とガツーンと言う。

　そして十月でも開催できれば、ＩＯＣにも金が回せると懐柔する。

　所詮は金で何事も解決する。ダメもとだが小池知事ならできる。

　賛同できないのなら「排除します」と例の口調で言えばいいい。

　コロナを利用してオリンピックを秋開催に戻す絶好の機会だ。

　（2020.8.15）アンブレラあつし