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その127

♪嵐も吹けば、雨も降る

 前号で、台風で福島市は大きな被害はなかったと書いたが、そうでもなかった。

 テレビ新聞では報道されないが実際には多くの場所で被害があったらしい。

 床上浸水は、もちろんだが床下浸水だって当事者は大変で、後片付けは力仕事になり高齢者にとってはつらい。

 今の私には一人では、畳一枚だって持ち上げるのは大変だが、軽量で二つ折りできる畳を開発すれば「オリタタミ」で商標登録できるな。

 台風の災害といえば西日本のイメージだったが、今や地震と同じで北海道も含めて日本全体が災害列島だ。最後は神に祈るしかないのか。

 天照大神はアマテラスだが、時々、アメフラスになり洪水もおこす。

 大自然の神様には抵抗はできない。地震もだが自然の力の前には人は無力だな。

「天災は忘れた頃にやってくる」だが最近は、忘れる間もなく、やってくるので忙しい。

 台風19号には「ハギビス」という名前がついたそうだが、台風にも人格があるのか。

 芸名みたいな名前だが、訛って「ハゲブス」なんて言ったら、台風の怒りをかって、さらに被害が拡大するので発音には注意だ。

 台風一号の次は二号だが「台風二号さん」って「さん」づけすると微妙な語感で、人格否定にもなりかねない。

 失言にも注意だが、シツゲンは少しの雨でも洪水になる。

 気圧の単位はヘクトパスカルだが、台風被災地では大雨洪水の水が「引くとタスカル」になる。

 最近はミリバールという単位を聞かないが昭和の死語になったのか。

 昭和のテレビには、あまり見かけなかったが平成になって、よく気象予報士がテレビに出てきて天気予報解説をするようになった。

 天気が商売の売り上げにも影響するので気象情報はビジネスになる。

 天気は気にしないのでノー天気なんて、のうてんきなことは言ってられない時代だ。

 天気予報だが「晴れのち曇り、時々雨」なんて言うのは今の話で、大昔、生物が地球に出現する以前は「大雨氾濫、のち日照り、時々火山爆発」だったのか。

 大自然はヒトなんかに忖度はしない。ヒトが自然保護しようが自然破壊しようが、暴れるときは容赦なく暴れ「自然」本来の姿に戻る。

 地震や台風も「自然回帰」現象のひとつともいえるが、それが自然の自然な姿で、緑豊かな美しい「自然」なんていうのはヒトの勝手な思い込みだ。

 自然回帰は自然怪奇で、ヒトの想像力など及ばない。

 大宇宙の中で大昔、地球が生まれたが、地球誕生日はハッピィー、アースデイだな。

「♪ハッピィーバースデイ、ツーユー」だが、六月生まれは「ハッピィーバースデイ、梅雨」なんて、うっとおしくシツコイいつものおやじギャグです。

 地震、台風、火事、オヤジギャグだが、最近は男女共同参画で「家事オヤジ」の時代にもなっている。

 時々、男と女は三角関係になる事もあるが、男女共同三角法なんて法律はありませんから。

 人間関係は感情もからんで法律ではコントロールできない。

「♪嵐も吹けば、雨も降る、女の道よ、なぜ険し」は、「ここに幸あれ」だが、男の道だって険しい。

 (2019.11.2)アンブレラあつし

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