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その125

過度なカード、カードで角が立つ。

 10月になって消費税が10%になった。

 つい最近まで日本は現金主義の文化で「現金割引」の社会だったが、これからはカード支払いが割安で「現金割高」の社会になるのか。

 うーん、いつの間に・・・こんな社会に誰がした。

 もう20年近く前の話だが、私がロンドンに住んでいた時、英国の消費税は既に17.5%だった。

 17.5なんてハンパな数字で計算が面倒だが、すべて内税で定価にコミなので悩むことはない。

 政府は消費税2%値上げ対策としてポイント還元制度とかいって、スマホ決済やカード決済を、さらに普及させようとしているが高齢者には解りにくいし、現実的に使いづらい。

 大体2%ぐらいの値上げで「大騒ぎ」するのがおかしいが、冷静に考えると裏にあるタクラミが見えてくる。

 まずマスコミが意図的に「大騒ぎ」して不安を煽り、生活防衛の対策として「ポイント還元制度」を宣伝する。

 そしてスマホを買わせ、カードを作らせる。

 さらにポイント還元をマイナンバーカードに絡ませて、相乗りさせようとするワルノリ案まである。

 儲かるのは成長産業の通信産業やクレジット業界で、政府にとってもマイナンバーカード普及の千載一遇のチャンスだが、高齢者を狙ったカード詐欺のビジネスチャンスにもなってしまう。

「越後屋、お前も悪じゃの・・・」「そう言う、お代官様も・・・」の構図は昔から不変だな。

 なんてグダグダ書いてきたが、実際に現金割高の社会になれば、キャッシュレスは、さらに進み昭和ノスタル爺さんの私もガラケーをスマホにして、老体にムチ打ちながらポイント稼ぎにガンバル、ポイント・チャーじ−さんになるのか。

 このポイント利用のアルアルだが、地元の大手スーパーに行ってレジで並ぶと、レジでカードに現金をチャージする高齢者を多く見かける。

 買い物の支払いのたびに、まめにチャージするので、レジの待ち時間が長くなる。

 人によってはレジの店員と世間話をするので、ますますレジを待つ列が停滞する。

 どう考えても現金を支払って会計したほうが速く、レジでジレッたい思いだ。

 ここでイライラしては、いけないと思いつつも、やはりイライラしてしまう私だがキャッシュレスがハートレスになっていけない。

 過度なカード社会でカドがたつ。

 レジといえば最近セルフレジが多くなり戸惑う。

 私は基本的に人がいるレジに並ぶのだが、若い女子店員さんにうまく誘導されてセルフに挑戦することがある。

 慣れないのでイチイチ店員を呼ぶが、私の元に来て教えてくれるのは、なぜか昔は若かった女子店員だ。スーパーで店員の指名はできないな。

 高齢者にもセルフレジを慣れさせて合理化しようとする企業の思いは理解できるが、昭和Gさんとしては、できるだけセルフレジには抵抗したい。

 抵抗勢力の私だがセルフレジに抵抗する事をレジスタンスとは言わないか。

 軽減税率は複雑で理解が難しいが「何でも慣れ」だ。

「どーにでもナレ」は無責任だが細かい事で悩んでいても人生損をする。

「♪ワケの解らない事で、悩んでいるうち、老いぼれてしまうから」は「襟裳岬」だが、「老いぼれ」って「老いらくの恋」ではありませんから。

「岬めぐり」なんて昭和の歌もあったな。

「♪岬めぐりのバスは走る」だが私のブログは相変わらずの「ドードーめぐり」で進歩がない。

 (2019.10.6)アンブレラあつし

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