歌謡曲という言葉は既に死語と言ってもよいかと思いますが、私が中学生の頃までは歌謡曲全盛時代でした。
私は物心つく前から歌謡曲が好きだったようで、両親からは何度か「お前は小さい頃、ラジオの前で歌謡曲を聴いていれば大人しかった」と聞かされました(雑感 126)。
元祖御三家
幼稚園や小学校の頃、どんな歌番組をラジオやテレビで視聴していたか記憶にはありませんが、どこかから聴こえてきたのでしょうか、そして昔の歌はヒットサイクルが長かったせいでしょうか、今でも1番くらいはそらで歌える歌が結構あります。
最近は歌番組も観なくなりましたが、歌詞はテロップで流れます。が、私が幼少の頃はそれがありませんでした。ですので、自分ながらに意味が分からない歌詞が結構ありました。
ダークダックス
1962(昭和37)年の紅白でも歌われました、ダークダックスの「山男の歌」の1番ですが「娘さんよく聞けよ~ 山男にゃ惚れるなよ~ 山で吹かれりゃよ~ ワカゴケさんだよ」。
単純なメロディと歌詞ですので、当時小学2年だった私でもすぐに覚えましたが、ワカゴケが若後家と知ったのは大人になってからでした。
唱歌みたいな歌ですが、今思うに、ちょっと如何なものかと思える歌詞ですね。
お座敷小唄
そして1964年の和田弘とマヒナスターズのヒット曲「お座敷小唄」の2番の歌詞「・・・死ぬ程お好きなお方でも 妻と言う字にゃ勝てやせぬ・・・」。
私には「妻とゆうじにゃ勝てやせぬ」としか聴こえず、何故「ゆうじ(裕司、雄二、祐二・・・)さん」が出てくるのかと不思議に思った記憶があります。
ゆうじ?
今にして思えば、そんなこともあったのですね。
ツーさん【2023.5.1掲載】
葉羽 昔の歌謡曲のライフサイクルって長かったよね~ 短くても半年、長いのは1年以上聴いたような気がする。自然と覚えちゃうよね。