いきなり「テンポイントって何?」と訊かれて答えられるのは、私の世代以上で多少なりとも競馬をかじった方でしょう。
さて、最近は小説のみならず、歴史を巡る本も読んでいます、なんて書き出しで始めるのも3回目、シリーズ化できたかもしれませんね。
「ザ・クロニクル 戦後70年」(雑感 287)、「プロ野球黄金時代」(雑感 288)に次いで読んだのが、7年ほど前に買いながら読んではいなかった「有馬記念60年史」(週刊ギャロップ臨時増刊)です。
「有馬記念60年史」
馬券を初めて買ったのは大学4年の時、昭和51(1976)年の有馬記念(1着トウショウボーイ、2着テンポイント)で、昭和50年代には結構馬券を買っていました(雑感 221)。
その有馬記念でテンポイントを知り、理由はもう分かりませんが何故かテンポイントのファンになりました。
入社1年目は長野県の上田工場勤務で、ネット投票などなかった時代で馬券は買えませんでしたが、その年(昭和52)の有馬記念だけは、会社の東京在住の同期に購入を頼みました。
テンポイントの単勝です。オッズ2倍でしたので、ファンとして記念に買ったようなものです。
世紀のマッチレース/1977年有馬記念
付録のDVDを観て思い出しました、テンポイントとトウショウボーイの「世紀のマッチレース」と言われたレースだったことを。
そのテンポイントは翌年1月のレース中に骨折し、3月に亡くなりました。
追悼の本やらレコードが発売されましたが、「テンポイント秘話」(報知新聞社)は今でも持っています。
「テンポイント秘話」の表紙(筆者提供)
レコード「テンポイント名勝負物語」は福島実家売却時にそのまま置いてきました。
でもジャケット表紙の写真は取ってあります。
LP「テンポイント名勝負物語」のジャケット(筆者提供)
オタクとは言わないまでも、マニアックではあったかもしれませんね。
ツーさん【2023.4.10掲載】
葉羽 同僚に、初めて馬券を買いに連れていかれたのは30代後半だよ。全然当たらなかったのが却って良かったかな。ハマらなくて(笑)