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雑感286 ボケ防止:女流画家・つづき




by Tsuji
Reported by Tsuji
MP3"くつろぎ時間" by 音楽の卵
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 著名な女流画家は何故少ないのか(現代はともかく20世紀前半以前ですが)そんなことを考えていたら、吉村昭のエッセイ「白い遠景」(講談社文庫)の中の「男体・女体」の項に「・・・古今東西、女性の足をふみ入れぬ職業的領域に数学者、哲学者、作曲家等がある・・・」とあり、答えが得られるかと期待しましたが、続いて「・・・それらの対象は、頭でっかちの男の所産で、論理によって構築されたものである。音楽なども壮大な建築物と似て、旋律と旋律が積み重ねられ、それらをかたく結びつけるのは論理的な意識である・・・」とありました。

 「白い遠景」

 さらには「・・・小説家の領域では、男女流作家ともに生息している・・・」と。

 一応理科系である私は数学者と言えば、高木貞治、岡潔、矢野健太郎、森毅くらいはすぐに思い浮かびます。

 哲学者は西田幾多郎くらいですが。確かに女性は思い出せません。

  西田幾多郎

 クラシックの作曲家も男性しか思い浮かびません。

 数学や哲学が論理によって構築されるのは分かりますが、作曲や絵画もそうかと言われれば、ちょっと腑に落ちません。

 絵を画くのが好きな人、そうそうアンブレラあつしさんに今度会ったら訊いてみなくては。

 「現代アートをたのしむ」

 ところで原田マハ&高橋瑞木著「現代アートをたのしむ」(祥伝社新書)の「ふたりが選ぶ、いま知っておきたいアーティスト」の項には21人が登場します(6人組Chim↑Pomは6人でカウント)。そのうち女性は3人です。

 この本をもって全てを語ることはできませんが、著名な女流画家(アーティスト)は現在でも少ないと言えるのでしょうか。

  ツーさん【2023.3.13掲載】

葉羽葉羽 アンブレラあつしは何か答えを持っているだろうか。きっと超絶なダジャレで返されるのではなかろうか(笑)


アーティスト:アンブレラあつし近影

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