原田マハの著書「いちまいの絵~生きているうちに見るべき名画~」(集英社新書)は、25人の画家の一つの作品(ピカソのみ2作品)について解説や原田マハの思いを綴っています。
25人のうち半数以上は私でも知っている画家でした、ピカソ、モネ、ゴッホ、マティス・・・。
パブロ・ピカソ
読んで気が付きましたが、25人中女性はたった一人で、初めて知ったフリーダ・カーロでした。
20世紀前半以前で、女流作家と言えば「源氏物語」の紫式部、「枕草子」の清少納言、海外に目を向ければ「風と共に去りぬ」のマーガレット・ミッチェル、「嵐が丘」のエミリー・ブロンテ、「大地」のパール・パックくらいは私でもすぐに思い出せます。でも女流画家は一人も思い浮かびません。
フリーダ・カーロ
(余談ですが、「いちまいの絵」を知った時一瞬「いまいちの絵」と思われました(雑感 27)。「一枚」を「いちまい」と平仮名表記することはありませんし。トヨタの「ミライ」のCMを初めて見た時は「ミイラ」と受け止めました。「ミライ」は通常「未来」表記ですし)
現在はともかく20世紀前半以前で、女流作家はそれなりにいるのに、何故女流画家はほとんどいないのか。
画家になるためには美術学校や画家に師事して学ばなければならず、それなりにお金が必要です。
作品募集中
女性蔑視の風潮の中では、そういう投資はしなかったのでしょうか。一方、作家になるには基礎知識があれば後は独学で済むのでしょうか。
もしかしたら国語は受験科目ですので女流作家も覚えていた、美術はそうでなかったので女流画家のことは覚えていなかった。
そんなことも思いましたが、海外の作家のことは国語で習いませんから、それは違いますね。
ツーさん【2023.3.6掲載】
葉羽 なるほど・・岸波通信だと絵を描いているのは丸山芳子さん、森明緒ちゃん、BBSだけだと山内若菜さん、漫画だけど松尾しよりさんといったところか。ホントは似顔絵が得意なまめしばは入れていいのかどうなのか。う~むぅ・・(笑)