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雑感270 父の履歴書




by Tsuji
Reported by Tsuji
MP3"くつろぎ時間" by 音楽の卵
Site arranged by 葉羽

 父が他界してこの11月で早20年。当時48歳だった私も68歳になりました、どうでもよいことですが。

 前期高齢者入りした65歳の時に自分の履歴書を書きましたが(雑感 105)、折を見て父の履歴書も作ってみようかと思っていました。

 節目の死後20年を前に作成しました。

  履歴書(※参考画像)

 父は結構何でもまめに取っておく方でしたが(雑感 265)、さらにまめだったのが祖母だったようです。

 かつての実家の仏壇の脇に文箱が置いてあり、父の死後数年経ってから中を見ましたら、父の尋常小学校の通信簿や修業証書などが入っていて、父はこんなものも取っておいたのかと思いました。

 が、さらに見ると祖父(市役所勤務)や祖母(教師)の辞令や感謝状などが沢山入っていました。

  文箱(※参考画像)

 で気付きましたが、これは父ではなく祖母が取っておいたものを、父が保存していたと。

 その文箱の中には、昭和32(1957)年7月に福島市の大原綜合病院に着任するために、旧制高校入学からそれまでの履歴書が入っていました。

 その履歴書、文箱に入っていた修了証書、さらに戸籍謄本や大原病院史、私の記憶などを基に、私の履歴書と同等レベルのものを作成できました。

 私は会社勤めでしたので履歴書には異動(転勤、役職)を記していますが、昭和39(1964)年に開業した父については、閉院まで業務上の記載はありませんでした。

 父の履歴書作成は墓参り3回分くらいの供養にはなったでしょうか。

  供養

 父や祖母に劣らず私も結構まめに取っておきますが、それは現物ではなく、現代の利器であるデジカメやPDFを駆使しPCに保存してあります。

 祖母の文箱に入っていたものも全てPDFで保存してあります。

 祖父&祖母の履歴書も書ける気がしてきました。

  ツーさん【2022.10.31掲載】

葉羽葉羽 ツーさんがマメにいろいろと記録を取っているのは、代々のDNAだったんだな。僕はからっきしで、写真も残ってないけど、20年前に始めたこの「通信」にはいろいろと残せたから、いいとしよう(笑)


「大原病院史」(筆者提供)

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