最近読んだ重松清の小説「旧友再会」(講談社文庫)に次のようなくだりがありました。
「何十年と会っていなくても、ガキの頃の友だちってのは、すぐに、一瞬でパッと昔に戻れるよな、そこがいいんだよなあ」。まさしくその通りと思いました。
重松清「旧友再会」
数年前に大学教養時代の同窓会があり、多くの同窓生との再会は40年近くの時を経ていました。
ガキの頃の付合いではなかったものの、容貌も変わり私と分かってくれるか不安もありましたが、皆すぐに分かってくれ、妙に安心した記憶があります。
あっという間に場は盛り上がり、青春時代の昔話に花が咲きました。
福島大学附属中の全体の同窓会が還暦の時にありました。
こちらはその前年、『プレ還暦同窓会』(3年2組)
卒業20年でも同窓会をやっていますが、その時に欠席で還暦同窓会出席の方とは40数年ぶりの出会いでした。
こちらは言ってみればガキの頃の付合いで、40数年の時を超え、あの頃のあだ名で呼び合ったり、あの頃が蘇ったり、すぐに意気投合です。
ちなみに3年前に後還暦同窓会があり、会ったのは卒業以来という友もいましたが、皆昔の面影を引きずっていましたね。
会社の同期会も20代の頃は盛んに開かれていましたが、やがて皆忙しくなり音沙汰もなくなり、50歳近くの頃に早期退職者の送別同期会が行われたのみでした。
還暦ゴルフボール
それが還暦の頃から年2、3回開催され、最近はコロナ禍の影響を受けていましたが、6月には久々に集まり、同期ゴルフ開催の話で盛り上がっています。
何かにつけ何十年ぶりとなりますが、それもこれも長く生きていればこそ。まさしく歳は取るもの(雑感 259)ですね。
ツーさん【2022.9.19掲載】
葉羽 還暦同級会もその後のも探せば出てくるんだが、最初に見つけたプレ還暦にした・・って俺、全部出てんのかい!?(笑)