前期高齢者たる我々の世代は、若い頃のようには体が動かなくなり、すぐに物忘れするようになり、固有名詞もしばしば出てこなくなります。
「誰だっけ?あれ、あれ、あれ」
「思い出すのを手伝いたいが、「あれ」ではヒントにならない」
~なんて会話は日常茶飯事です。
誰だっけ・・?
そんな折によく「歳は取りたくない」なんてことを聞きます。
私はそれに対して「歳は取るもの」と返しています。
若い頃はよく映画館に行きましたが、最後に映画館に行ったのは息子が幼稚園の時に「アンパンマン」を観に連れて行ったのが最後です。
アンパンマン
でも映画館は60歳からシニア割で入場できるのですね。
最近行ったポーラ美術館やひたち海浜公園など、65歳以上のシニア割で入れました。
東京都美術館のムンク展に行ったのは65歳にあと数か月で、シニア割適用外で悔しい思いをした記憶があります。
近所のドラッグストアでは月に1日ですがシニア10%割引きの日があり、値の張るものはその日に買っています。何かとシニアは優遇されています。
シニアご優待デー
中学のクラス仲間は46名ですが、数字的には異常に高く、分かっている範囲で既に6名が他界しています。5名は還暦前でしたし、もう1名もまだ現役で働いていました。
学生時代の友人も何人かは鬼籍に入っています。皆、無念の思いだったのでしょう。そう言えば、母が亡くなったのも57歳でした。
そういうことを思えば「歳は取りたくない」なんて言ってはいられません。
歳は取りたくないなんて言える歳まで無事に生きてこられたことに、感謝するしかないと思います。
ツーさん【2022.8.15掲載】
葉羽 なるほど、モノは考えようだ。僕なんか時々、自分が歳とったの忘れて「〇〇の大盛り」って頼んじゃうけどな。 ←(それ、いつもだよね?)