<<INDEX | <PREV | NEXT>

雑感257 育成




by Tsuji
Reported by Tsuji
MP3"くつろぎ時間" by 音楽の卵
Site arranged by 葉羽

 もはや旧聞に属するかもしれませんが、4月10日日曜日に私の贔屓(ひいき)球団ロッテの佐々木朗希投手が完全試合を達成しました。

 28年ぶりの完全試合を最年少で、かつ13者連続三振のプロ野球記録、1試合19奪三振のプロ野球タイ記録も同時に達成し、まさに記録ずくめと言って過言ではありません。

 翌日は休刊日でしたが、夕刊(朝日新聞)では1面トップ記事で大きく扱われていました。

  4月12日朝日新聞朝刊の社会面から(筆者提供)

 さらに火曜日の朝刊では、スポーツ面で2/3の紙面を割いていたのは当然としても、社説や社会面でも佐々木投手が取り上げられていました。

 ちょっと驚きましたが、社説や社会面での観点は「育成」でした。

 佐々木投手は高卒プロ入りですが、1年目は試合で投げることはなく、2年目の昨年5月に初登板後も中10日以上空けて登板していました。

  佐々木朗希投手

 3年目の今年ようやく中6日で投げるローテーション投手となりました。それでも5試合くらい投げると登録抹消して、まだまだ育成的要素のある起用法です。

 勿論高卒1年目から活躍する選手もいますが、彼にとってはベストの流れで起用されていると思います。

 社説の見出しは「力引き出す流れ確かに」、社会面では「育成方法 企業も関心」とありました。

  完全試合を成し遂げて

 社会面からちょっと引用しますと「長い目で個人を大事にしない企業は生き残れない状態にある。佐々木投手の育成方法は若者をどう育てるのかという意味で大きなテーマを投げかけている」。

 160キロの直球以上のものを投げたのですね。

 佐々木投手の完全試合は彼にとっての単なる通過点であったとなるように祈っていますが、その通過点で社会に問題提起できたことこそ、完全試合以上にインパクトのある出来事と思えました。

  ツーさん【2022.8.1掲載】

葉羽葉羽 スポーツ界には、次々と期待の新星が現れてるね。暗い話題ばかり多いので、ホッとするね。


佐々木朗希投手

PAGE TOP


 

 Copyright(C) Tsuji&Habane. All Rights Reserved.