今でこそ毎日のように小説やエッセイを読んでいますが、小学校の頃は物語よりは漫画でした。
あの頃に読んだ漫画のタイトルは結構覚えているものの、物語のタイトルは思い浮かびません。
『少年画報』
読書感想文なんて苦痛以外の何ものでもありませんでした。
ですので、小学5年の時に福島県の読書感想文コンクールで準特選に選ばれたのは、今思えば私の中での奇跡的な出来事でした。
その時に読んだ本のタイトル「ああ無常(レ・ミゼラブル)」だけはよく覚えています。
「ああ無常(レ・ミゼラブル)」
最近は電子書籍なる便利なツールがありますが、私は紙の書籍を買って読んでいます。
買うのはほとんど文庫本か新書本ですが、若い頃は結構単行本も買っていて、ページをめくっては新しい本のにおいをかぐのが好きでした。
紙の書籍にこだわるのは、その名残でしょうか。
1月11日の朝日新聞夕刊に「子どもの読書 電子化の波」なる記事が載っていました。
「子どもの読書 電子化の波」
小学1年生が教室での朝の読書の時間にタブレット端末で電子書籍の絵本を読むこと、学校図書館の貸出冊数が前年比2割減ながら電子で読まれた冊数との合算は前年比4割増だったことなどが書いてありました。
小学1年の私の初孫も、教科書はともかくタブレット端末は毎日持ち帰っているとのことでした。
私の好きな言葉の一つがベーコンの「読書は充実した人間を作り・・・」(雑感 1)ですので、紙であれ電子であれ、小さい頃から書籍に親しんでほしいと思います。
フランシス・ベーコン
子供が小学校くらいだった頃、息子は結構本を読んでいましたが、娘は全然読みませんでした。
漫画でもよいから読んでくれないかな、と思った記憶があります。
葉羽 最初はKindleを使っていたけれど、少々画面が小さいので、今はiPadアプリで読んでいる。でもノンフィクションやミステリを読みたい時は、やっぱり本屋へ行くね。