息子が幼稚園の年中に入園した年(昭和63(1988)年)の秋、初めての運動会を前に、ハンディビデオカメラも庶民の手が届く価格になっていましたので、購入して早速撮りました。
カメラ用のC-VHSテープから120分VHSテープにダビング&編集しますので画質がやや劣化します。
で、その1年後くらいにはより高画質のS-VHSビデオカメラを購入しました。重さは1.5kgもあり両手で支えなければなりませんでした。
S-VHSビデオカメラ
おまけにファインダーは白黒で、息子を探しやすくするために運動会では長めのソックスを履かせたりしたものです。
編集したテープが10数本ありましたが、テープは劣化しますので全てDVDに電子化しました。
でもビデオって後々ほとんど見ないですね、まあ思い出の記念品としてとってあるようなものです。
さらに時代を遡れば、昭和40(1965)年発売のフジカシングル8が思い出されます。
フジカシングル8
コマーシャルは「あたしにも写せます マガジン・ポン ♪フジカシングル8」、未だに鮮明に記憶していますので秀逸なキャッチコピーだったのですね。
我が家でも父が購入し、私が小学5、6年の頃はよく家族でドライブに出掛けましたので、そんな時に撮っていました。
あたしにも写せます♪
撮影した8mmフィルムは現像に2、3週間掛かり、画像は白黒、音声はなし、でした。
おまけに見る時は部屋を暗くして、映写機にフィルムをセットして襖や壁に映写します。
今から思えばオモチャ以下くらいの感じですが、家庭で動画が(当時としては簡単に)見られることは画期的で、わずか数分の動画ですが一家5人で楽しみました。
8mm映写機
現物はもうありませんが、レトロ昭和の一家団欒として淡い記憶だけが残っています。
ツーさん【2021.12.6掲載】
葉羽 我が家にもそういうのあったね(もしかするとビデオじゃなくアナログの8㎜カメラだったかもしれないが)。ある日親父が得意げに買って持ってきた。家族旅行の動画を親戚まで呼んで映写会やったっけ。懐かしい話だ。