先月上高地に行った際に人生初めて10月の雪を見ましたが（雑感 218）、北国たる福島市に住んでいた頃に一番早く雪を見たのはいつかなと思いを巡らしましたが、もう50年以上前のことで、覚えているわけはないですね。

　でも、数年前に東京で結構早い時期に雪が降ったような、淡い記憶が頭の片隅をよぎりました。

　記録を紐解きますと、記憶は合っていて、5年前の平成28（2016）年11月24日（木）に東京で雪が降っていました。

　都内での11月の初雪は54年ぶりで、積雪は観測史上初めてとのことでした。

　 平成28年11月初雪：都内

　上高地の10月の雪よりは東京の11月の雪の方が、ずっとずっと珍しいことですが、カミさんや娘を含め10人近くの東京在住の方に訊いてみたものの、誰も覚えていませんでした。

　単に早く雪が降っただけでは、なかなか記憶に残らないのですね。

　昭和59（1984）年1、2月は関東でも雪が多かったのですが、2月に息子が誕生したことで、よく覚えています。

　産気づいたカミさんを車で病院に連れて行くのに、まず駐車場の雪かきをしましたから。

　 平成18年豪雪：新潟県津南町

　平成17～18年の冬は「平成18豪雪」と気象庁が命名（37年ぶり2度目）するほど雪が降りましたが、私がそれを覚えているのは、長野県上田市に単身赴任した最初の冬で、上田でもよく降ったからです。

　お天気なんて、かなり珍しいことでも、何かと抱き合わせにならないとなかなか記憶には残らないのですね。

　 1964年東京五輪開会式

　1964東京五輪の開会式は白黒テレビで観ていましたが、紺碧の空だったことは、NHKのアナウンサーが「世界中の青空を全部東京に持ってきたような、素晴らしい秋日和」と中継したのでよく覚えています。

　 ツーさん【2021.11.29掲載】

葉羽　旅行の記憶はいつも晴ればっかりだな。あっはっは～強力晴れ男？
　←（カミさんがそういう日を選んでるからだろ！）