ここのところ浅田次郎の小説を好んで読んでいますが、気に入った作家の作品は基本全部読みますので(雑感 74)、エッセイも読んでいます。
彼は競馬歴50余年とのことで競馬に関するエッセイも多く、例えば「競馬どんぶり」(幻冬舎アウトロー文庫)は全編競馬のこと、特に心得や必勝法が記されています。
「競馬どんぶり」浅田次郎
パドック、G1、オープンクラス、ウインズ等々専門用語が多く、10年くらい結構真剣に馬券を買っていた私は理解できますが、競馬を知らない人にとってはチンプンカンプンの内容です。
あまり売れていないのではと思いましたが、平成12年初版で既に11版、競馬ファンにとってのバイブル的存在なのでしょうか。
私の競馬歴は大学4年の昭和51(1976)年12月に、(オールドファンには懐かしい1着トウショウボーイ、2着テンポイントの)有馬記念を買ったのが初めてでした。
第21回有馬記念(1976年)
翌年3月13日(日)の中山記念が馬券購入3レース目でしたが、3千円のうちの1千円が1-8・69.8倍を的中させました。3千円が何と7万円です。
悪銭身に付かずとはよく言ったもので、何か一つは形の残るものをとネクタイを買った以外は全て飲食費で消えました。
これは面白いと思いましたが入社1年目の赴任地は長野県上田市で、電話やネットでの投票などない時代でしたので、馬券は買えませんでした。
競馬ネクタイ
2年目にふじみ野市の研究所に転勤してからは数年間、ほぼ毎週馬場か場外で馬券を買いました。
ただビギナーズラックの後に1年の空白があったためか、幸いのめり込むことはありませんでした。これも人生巡り合わせの一つでしょうか(雑感 186)。
ツーさん【2021.11.22掲載】
葉羽 で、記念の競馬ネクタイはまだ使ってるのかな?(笑)