長かった緊急事態宣言もようやく解除され、様子を見ながらではあるが、少しずつ出歩き始めようかと思っていた矢先、カミさんが「美味しい鰻が食べたい」と。
カミさんは埼玉浦和出身で、浦和は鰻の蒲焼発祥の地と言われ、ゆるキャラは「うなこちゃん」です。
うなこちゃん
我が家の近所には美味しい鰻の店はなく、ならば川越に行こうかと。川越の鰻も有名です。
川越には社宅+建売で20年住んでいましたし、昔子供を連れて行ったところを訪れるもよし、グルメ&観光ツアーということで先週5日に行ってきました。
カミさんと二人で訪れるのは東京練馬に越して以来初めてでした、我が家から40分くらいなのですが。
昼食は老舗「いちのや」の駅前店「アトレマルヒロ店」へ。
「いちのや」アトレマルヒロ店
ランチサービスの鰻丼もありましたが、カミさん曰く「やっぱり鰻重」の一言で、少し高くはなるものの今年に入って夫婦での初めての外食でもあるし(結構真面目に自粛していたのですね)、まあよいかと。
鰻を食べに行くということで「うなぎ 人情小説集」(ちくま文庫)を少し読み直しました。
「うなぎ 人情小説集」浅田次郎
浅田次郎が前口上としてこんなことを書いていました。
「幼い頃に祖母と鰻屋に行った。注文した鰻重がなかなか出てこないので、遅いねと言ったとたんに祖母にこっぴどく叱られた。上等の鰻屋ほど手間をかけるから、遅いだの早くしろだのは禁句なのである」。
そんなことをカミさんに話し終えた頃には鰻重が出てきて、えっ!ここはあまり上等じゃない?いえいえ、老舗の名に恥じずとても美味しかったです。
食い気にはやって写真を撮り忘れ、ショーウインドーのものを撮影。
「いちのや」の鰻重(筆者撮影)
グルメだけで紙面が埋まってしまいましたので、観光は来週に。
ツーさん【2021.10.11掲載】
葉羽 ほんとに美味いものアルアルだね。僕も写真なんかすっかり忘れてむしゃぶりつくこと、よくあります。ずいぶん食べてから気が付くんだよね・・あはははは!