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雑感209 酒肴2:言ってくれれば




by Tsuji
Reported by Tsuji
MP3"くつろぎ時間" by 音楽の卵
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 発泡性の白ワインは全てシャンパンと思っていましたが、仏シャンパーニュ地方産のみがシャンパンで、それ以外はスパークリングワインと呼ぶことを知ったのは、長い人生の中では比較的最近です。

  シャンパーニュ地方

 昔はシャンペンと呼んでいましたが、いつからシャンパンと言うようになったのでしょうか。

 五輪に合わせて読んだ短編集「作家たちのオリンピック」収載の城山三郎著「硫黄島に死す」にはシャンペンと書かれており、初出昭和38(1963)年ですので、昔はシャンペンと言われていたのは間違いありません。

  「硫黄島に死す」城山三郎

 シャンパンは結婚式の披露宴くらいしか飲む機会がありませんが、ある時の披露宴で同じテーブルの方が乾杯の後で「あれは有名なシャンパンで結構高い」と。

 そう聞けば貧乏人根性丸出しで、係の方にお代わりをお願いしました。その後はしばしば、ボトルごと持って来てもらいました。廃棄物減量の観点からも合理的かと。

 話は古くなりますが、私の結婚式は都内の某有名ホテルで行いました(かつてビートルズが泊りました)。

  結婚式にて

 披露宴の後は二次会直行でしたので、以下は後で聞いた話ですが、新郎新婦の泊まる部屋を披露宴後の親族控室として使いました。

 弟二人は披露宴で写真係をしていたこともあり、十分には飲んでいませんでした。で部屋にはシャンパンが。喉も乾いていた二人はあっという間にボトルを飲み干しました。

  アルマン・ド・ブリニャック

 新郎新婦のために用意されたシャンパンと気付いた母は、係の方に追加で準備するように頼みました。

 伝票に4〇〇〇と書くのを見て母は「4千円とはさすが一流ホテル」と思ったら、何と4万円。

 その晩に私一人で全部飲みましたが、言ってくれれば持ち帰ったのに。

  ツーさん【2021.8.30掲載】

葉羽葉羽 1本4万円のシャンパンと言えば、ドンペリか写真↑のアルマン・ド・ブリニャック。ドンペリはあまりにも有名なので、ビヨンセも愛しているというアルマン・ド・ブリニャックの方にしておいたよ・・ボトル見たら分かりそうなもんだが(笑)


新郎新婦の部屋にシャンパン

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