社会人になるまで(昭和52(1977)年入社)、自分の好きな音楽を聴くことは即ちレコードで聴くことでした。
中学の頃、我が家にはオープンリールのテープレコーダーがありましたが、音響機器への接続はできず、単にマイクから音を拾うだけでした。
オープンリール
そんなものを何に使っていたのか分かりませんが、小遣いで欲しいレコードが全て買えるわけでもありませんでしたので、ラジオのスピーカーにマイクを向けて好きな曲を録音した記憶があります。
アンブレラあつしさんの「風に吹かれて その107」にレコードの画像がある「悲しき願い」は、そのように録音して毎夜聴いていました。
社会人になった頃からカセットテープが普及し出して、それと共にラジオカセットレコーダー(通称ラジカセ)が登場し、ステレオの前ではなく、外でも、例えばカーステレオでも好きな音楽が聴けるようになりました。
ラジカセ
FM放送を録音して聴くこともしばしばでした。
そしてポータブルオーディオプレーヤー(いわゆるウォークマン)が現れ、通勤中の電車の中とか、場所も時間も選ばず自分の好きな音楽を聴けるようになりました。
SONYウォークマン
やがてレコードもカセットテープもCDに置き換わり、さらに今ではダウンロードで好きな音楽を手に入れられるのですね。
カセットテープはほとんど廃棄しましたが、何故か1本だけ持っています。でも再生する装置が我が家にはありません。
青春の思い出のカセットテープ(筆者提供)
もうだいぶ前からでしょうが、カーステレオでも聴けません。
1本だけ残ったカセットテープ、単なる青春の思い出でしょうか。
(3月13日の朝日新聞の、カセットテープを開発したオッテンスさん死去の記事に、カセットの人気が再燃しているとありました。参考までに。)
ツーさん【2021.5.17掲載】
葉羽 電子機器の商品寿命は短いよね~。買い控えているうちに次のが出ちゃったりして追いつかないよ(笑)