年明けから東京は緊急事態宣言、明けたらすぐにまん延防止等重点措置適用、そしてまた緊急事態宣言と、外出自粛の日々が続き、新鮮な雑感ネタに巡り合えず昔話が多くなりますが、ご容赦のほどを。
私の結婚式の最後には父が親族を代表して挨拶をしました。
親族代表挨拶
私は会社員として大人数の前で話す機会も多く、工場長時代には100人以上の方々の前でしばしば話していましたし、話す機会がないと「俺に喋らせないのか」などと思っていたほどでした。
しかし開業医だった父は普段、家族以外では看護婦さんと患者さんと話すくらいで、多くの人の前で話す機会はなかったと思います。
診察中
ですので、初めての経験である親族を代表しての挨拶ということで、随分と緊張したのでしょうね。
医者ですので精神安定剤の入手は容易で、事前にそれを飲んだようですが、さらに披露宴の間にお酒も結構飲んでしまったようです。
医者ですのでどちらか一つにしなければならないと分かると思うのですが。で、肝心の挨拶の時には呂律が回らなくなっていました。
以後実家では私の結婚式の話は、しばしタブーだったそうです。
7年の時が流れ、弟の結婚式の親族代表挨拶の時には、母は他界していましたので私が父の脇にいましたが、きちんと挨拶し、私は心の中で「やればできるじゃん」と。
挨拶文
父の遺品を整理していて分かりましたが、その時の挨拶文は私の時の挨拶文から、新郎新婦そして仲人の名前を替えただけのものでした。
そう言えば、何でも大事に取っておく父でした。
ツーさん【2021.5.24掲載】
葉羽 意外だね~。確かに大勢の前で話すのは勝手が違うかも。ウチの親父は決して挨拶が上手では無かったと思が、結婚式の時にはしっかりやってて少し見直したよ(笑)