「かあちゃん」と題して、書いたのは伯母のことでしたので(雑感 189)、母のことも少し書かねばと。もうすぐ母の日でもありますし。
「手紙」、由紀さおりのヒット曲のタイトル、いえいえ、東野圭吾の小説の題名、いえいえ。
由紀さおり「手紙」
母は私が32歳の時に亡くなり、48歳の時に亡くなった父との思い出の方が圧倒的に多いのですが、母との一番の思い出は?と訊かれれば、それは母から送られてきた手紙でしょうか。
母からの手紙、葉書の類はPDF化して保存してあります。
大学に入学し(昭和48(1973)年)東京での一人暮らしを始めましたが、大学1、2年の時は部屋に電話はなく、緊急時以外は手紙、葉書が実家からの連絡ツールでした。そして仕送りは現金書留でした。
現金書留にはお金だけではなく、必ず手紙も入っていました。
初めて子供を一人暮らしさせての心配は尽きず、ああせい、こうせいと毎回のように書いてあり、時には「2千円同封しましたから 何か美味しい栄養のあるものを食べて下さい。パチンコ等やらないで」と。
それと同じくらい書いてあったのが「送金を受取ったら返事下さい。心配していますから」「届いたら返事下さい」といったようなこと。
まあ、男子学生なんて皆そんな感じだったのでは。
でも、たまには私からも書いて送ったようで「思いがけないお便り とても嬉しく 短い文章を幾度も読み返しました。忙しい中を 誕生日覚えていてくれて 本当に有難う」なんてのも残っていました。
母への手紙
多少は親孝行もしていたかと胸をなでおろすしだいです。
ツーさん【2021.5.3掲載】
葉羽 書いておいて良かったね。親になるとその気持ちが分かるけど。凄く嬉しかったと思う。で、由紀さおりの「手紙」だけど、よく考えると凄い歌詞だったよね?「死んでも貴方と 暮らしていたいと‥」だよ!(笑)