会社で役職定年になってからは有給休暇も取りやすくなり、年に一度くらいだった旅行にもしばしば出掛けるようになりました。
圧倒的に多いのが自家用車で行ける範囲の1泊2日の旅行です。
宿に行くまでの途中や宿の周辺の観光地に、春先であれば桜の、晩秋であれば紅葉の名所があれば立ち寄ります。
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史跡足利学校の紅葉
(今年11月26日筆者撮影) |
今年4月上旬に企画していた信州桜三昧ツアー(上田城跡公園、松本城、高遠城址公園)は新型コロナ感染拡大で中止せざるを得ませんでしたが(来年リベンジツアーに行ければと思っていますが、どうなることやら)、秋には何度か紅葉を愛でる旅に出掛けました。
コロナ禍の合間を縫ったような感じでしたが、ひたち海浜公園でのコキア(雑感166)、箱根美術館、史跡足利学校などで紅葉を楽しむことができました。
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箱根美術館の紅葉
(今年11月9日筆者撮影) |
紅葉を見ると思い出すのが、70歳半ばに差し掛かった頃でしょうか、晩年の父(77歳で逝去)が言っていた言葉。
紅葉の話になると父は、「俺は紅葉よりも新緑が好きだなあ」と。
新緑の会津鉄道(下郷町)
色付いて落葉した木々には翌年また新芽が出てきますが、紅葉そして落葉という部分が、高齢者となった父にとっては自分の行く末と重なり合うところがあったのでしょうか。
父は61歳で伴侶(57歳で逝去)を失い、そんなことを言った時点で10年以上一人暮らしでしたが、二人で紅葉狩りに行く機会がまだまだあったなら、「新緑もいいけれど、やっぱり紅葉だな」などと言っていたのでしょうか。
ツーさん【2020.12.21掲載】
葉羽 僕はどっちかって言うと・・そうだなぁ、両方好きだな(笑)