以前書きましたように私はいわゆる絵の鑑賞眼は持ち合わせていませんが(雑感82 鑑賞眼)、時々「この絵はいい」と思える絵に出会います。
どのようにいいと思うかは全く個人の自由ですが、コリン・ラッフェルのある版画を見た時に、俗な言い方ですが、ビビッと来ました。
実家リビングにあったコリン・ラッフェル(筆者撮影)
福島実家のリビングに飾る絵を探している時で、幾つかの候補がありましたが、これしかないと感じました。
先月はGo To トラベルで箱根に1泊しましたが、箱根に行った時はポーラ美術館をよく訪れます。
今回は「モネとマティス もうひとつの楽園」なる展覧会が開かれていました。
「もうひとつの楽園」展
入ってすぐに2人の紹介ビデオが流れていましたが、アンリ・マティスの「私は人々を癒す肘掛け椅子のような絵を描きたい」という言葉を知って得心しました。
そうか、私は自分なりに癒されると感じる絵が好きなのか、そういう絵に会った時に絵に呼ばれていると感じていたのかと。
原田泰治の絵や藤城清治の切り絵にも癒しを感じていたのでしょうね。
マティスの言葉を、私はクロード・モネの絵により感じました。
またしても「睡蓮の池」には見入ってしまいました。
モネ「睡蓮の池」
色合いといい構図といい、私にとっては1時間見ていても飽きないのではと思えるほどでした。
ショップには20センチ四方で5,700円の複製画があり、書斎に飾っておくために買いました。しょっちゅう見ています、飽きません。
絵にしろ小説にしろ音楽にしろ何にしろ、自分に気に入ったものに出会うことは、ちょっとだけ人生を豊かにしている気がします。
ツーさん【2020.11.23掲載】
葉羽 僕は40年前、県の新採用者研修で磐梯青年の家に行った時、階段下にかけてあった踊り子の絵を見て感動してしばらく動けなくなった。ドガの「エトワール」ではなかったような気がしたんだけど、あの絵ともう一度会いたいと思っている。