平成26年7月の還暦前に突発性難聴で12日間入院しましたが(雑感 150)、朝夕2回のステロイド剤点滴を受けるだけで寝たきりとかではありませんでした。
で、これ幸いと時間があったら読もうと思っていた村上春樹の「1Q84」(新潮文庫で6冊)を、外出許可を得て買ってきました。
「1Q84」村上春樹
あっという間に読み終わりましたが、看護師は外出を嫌がりますので、次の本はカミさんに買ってもらい見舞いの時に持って来てもらうことにしました。
次に読みたかったのは渡辺淳一の「失楽園」でしたが、カミさんに買って来てもらうのは憚られ、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」(新潮文庫で3冊)にしました。
「ねじまき鳥クロニクル」村上春樹
乗り掛かった舟と退院後は村上春樹の新潮文庫は全て読みました。
同時に昔よく読んでいた井上ひさし、五木寛之、渡辺淳一も読みましたが、4、5年前に発行された渡辺淳一の文庫本は既に絶版になっていたりしました。
村上春樹の新潮文庫は一番古い昭和61年初版のものを含め全て新品で入手できましたので、死んでしまうと案外冷たいものだと思いましたが(渡辺淳一は平成26年没)、需要と供給の関係、売れなければ増刷しないということですね。
池井戸潤の文庫本
コロナ禍の外出自粛で本を読む時間が増え、東野圭吾と池井戸潤の文庫化された小説は全て読みました。
池井戸潤は新品を入手できない文庫本が1つありましたが、東野圭吾の文庫本は全て新品で入手できました。一番古いのは昭和63年初版でした。
"この作家に、ハズレなし。"
最近文庫化された「素敵な日本人」の帯に「この作家に、ハズレなし。」とありましたが、まさにその通りと思いました。
ツーさん【2020.11.30掲載】
葉羽 "この作家に、ハズレなし。"についてだけど、僕も東野圭吾の作品はかなり読んでいる方だと思う。ただ、いくつかの小説はクオリティがイマイチと感じた。まあ、あれだけ多作ならしょうがないとも思うけどね。